クワンソウという睡眠サプリなどに配合されているハーブをご存知でしょうか?
クワンソウを使った睡眠サプリは睡眠薬などと比較して副作用が少なく不眠解消にも役立つとネットでもよく見かけます。
クワンソウとはどんな植物?
クワンソウとは九州から沖縄方面に生息するユリ科ワスレナグサ属の多年草です。
トキワカンゾウとも呼ばれており沖縄地方でカンゾウが変化してクワンソウと呼ばれるようになったとも言われています。
クワンソウは昔から寝付きを良くする効果があると言われており沖縄では味噌汁やおひたしなど一般家庭でも食べられている野菜として知られています。
元々沖縄では野菜として食べられていることもあり基本的にはクワンソウを食べたことで何か命にかかわる副作用などが起きるということは無いようです。
クワンソウの効果は臨床試験で確立されている
睡眠サプリというとどことなく怪しいようなイメージを持っている方も多いと思いますが、クワンソウに関してはきちんと臨床研究などで睡眠改善効果などへの効果があることが分かっています。
古くは病中など寝付けない時の睡眠補助として使われたりもしていたようでサプリになる前からクワンソウの使用の歴史は深いのです。
クワンソウには睡眠の質を改善する効果が期待できる「ヒプノカリエキス」というものが含まれています。
睡眠サプリで使用されているのがこのヒプノカリエキスで自然由来の植物エキスを使用することで睡眠薬などと違って安全に不眠の対策ができると注目されています。
クワンソウの副作用とは
実はクワンソウから抽出した成分を配合した睡眠サプリを使ったことで何らかの副作用が報告された例はほぼありません。
ユリ科の植物にアレルギーがある人は注意
一部副作用として考えられるのがユリ科の植物に対して元々アレルギーを持っている方が使用したことで起きるアレルギー反応くらいです。
何度も言いますが沖縄では古くから食材として使用されている野菜でもありますので基本はミントやローズマリーなどの食用ハーブと同じだと思ってもらって大丈夫です。
ミントやローズマリーもアレルギーなど持っている方が使用するとどうしてもアレルギー反応が出てしまいますよね。
クワンソウで問題となるのは似た毒草
実はクワンソウが危険と一部で勘違いしている方がいるのはクワンソウに似た毒草が存在するからなんです。
睡眠サプリで使用されるのはれっきとしたクワンソウなので心配はいらないのですが山菜採りなどで独断で取ってきて食べるのにはリスクがあります。
クワンソウはオレンジのユリに似た花をつけるのでそれを目印に採取する方がいますが、オレンジのユリに似た花をつける植物は他にもヒガンバナ科などの植物にも見られます。このクワンソウに似た植物の中には中毒性の高い成分を含む植物もあり、中には死に至る物もあります。
九州から沖縄方面にかけては割りとどこでも生えているクワンソウですが中には似た毒草もあるので野草を採取する際は専門家などに鑑定して貰う必要があります。
クワンソウの1日の摂取目安とは
副作用と関係が深いのがやはり1日の摂取量ですよね。
何事も摂りすぎると体調を崩すことがありますのでクワンソウの1日の摂取量は知っておきたいポイントではありますよね。
※クワンソウの摂取量であり、ヒプノカリエキスの摂取量ではありません。
基本的に睡眠サプリに含まれているクワンソウの配合量は1日あたり1000mg程なので1日量をしっかり守っていれば副作用など体調不良を起こす心配はまず無いといえるでしょう。
クワンソウの最も効果的な摂取目安としては就寝前2〜5に摂取するとちょうど寝たい時間に入眠がスムーズにいくのでクワンソウを配合して睡眠サプリを使用する時は使用時間も気をつけておくと、より効果を実感しやすくなります。
クワンソウは睡眠改善以外の効果も
実は睡眠の質を高めるだけではなくうつ症状などストレスによる負担を軽減する効果もあります。
睡眠障害はストレスととても深い関係があるためストレス等の不眠の原因となるものを改善するだけでも睡眠の質は上がります。
クワンソウは睡眠薬や抗不安薬と違い強い作用がないので日常生活にも影響がなく日中に眠気などが起きたら困るという方にもオススメです。
最近ではクワンソウだけじゃなく自然のハーブなどを厳選して使用した安全性の高い睡眠サポートドリンク「マインドガードDX」なども出ているので睡眠補助アイテムをお探しの方は是非チェックしておきたいですね。
クワンソウのまとめ
クワンソウは沖縄ではかなり昔から食用の野菜として使用されており安全性が高いことでも知られています。
しかし、クワンソウに似た植物の中に毒性の高いものもあったため一部では危険性の高い植物という風に間違って覚えている方もいるようです。
クワンソウの副作用と言われている物は基本はありませんが、ユリ科の植物アレルギーを持っている方などは蕁麻疹などアレルギー症状を起こす可能性もあるので注意が必要です。