鼻が詰まって眠れないことってありませんか?
管理人も鼻づまりがひどくて鼻から息が吸えないので仕方なしに口で息をしたら喉はカラカラになるし、なんだかだんだん苦しくなってきてなかなか寝つけない・・・ということがありました。
今回は管理人が鼻が詰まって眠れない原因と対処法について解説していきたいと思います。
鼻づまりの正体
鼻づまりって昼間は大丈夫でも夜寝る前に悪化することが多いですよね。
鼻が詰まって眠れない時に勘違いしがちなのが鼻づまりは鼻水がつまっているものではなく「鼻づまりは鼻の奥にたまった鼻水が全部できってしまえば治るもの」ではないということです。
鼻づまりの正体は鼻腔内の粘膜が腫れていて、空気の通り道が狭くなっていることです。
交感神経は日中に活動するときに働く神経で血管を収縮させる働きがあるのですが、副交感神経は夜にリラックスしてる時や寝ている間に働く神経で血管を広げる働きがあります。
もともと夜になると血管が広がりやすくなる体質に加えて風邪やアレルギー性鼻炎などによって鼻腔内の粘膜が腫れている時は、夜になると鼻づまりがより一層ひどくなるということが起こります。
鼻腔の粘膜が炎症を起こしていて鼻腔が狭くなっている時に夜になって副交感神経によって鼻腔の血管が拡がることで鼻腔がさらに狭くなって鼻づまりが起こるのです。
鼻づまりを放置すると・・・
鼻づまりはよくある症状なので鼻づまりが出てきてもあまり問題視されず「そのうち治る」と放っておかれがちですが、鼻づまりが悪化すると常に頭が重く感じたり身体がだるくなり注意力や集中力が低下するだけでなく、他の症状につながることがあるので鼻が詰まって眠れない時には早い対処が大切です。
鼻づまりによって口呼吸になることから喉が乾燥しがちになり、喉が炎症して咳が出たり風邪に発展したり二次症状が現れますので注意が必要です。
また呼吸もしづらくなるため寝つきが悪くなるだけでなく「口呼吸をすると睡眠の質が悪くなる」ことがわかっているので安眠も妨げられて体調不良や精神的なストレスを感じるようになります。
また鼻づまりは、ぜんそくと密接な関係にあるという研究結果が出ています。ぜんそく患者の約7割が鼻づまりなどの鼻炎症状に悩まされているという調査結果が発表されました。
鼻づまりで口呼吸が続き喉が乾燥している状態が長く続くと喉が慢性的に炎症している状態が続いて咳喘息が発症する原因やもともと喘息の人は悪化する原因になることもあるので注意が必要です。
鼻づまりの原因
アレルギー性鼻炎
日本人の約4割もの人が、アレルギー性鼻炎であるというデータがあります。
鼻が詰まって眠れない人の中で最も多い原因がアレルギー性鼻炎です。
自分はアレルギーではないという方でもアレルギーというのは一定量のアレルギー物質が体内に溜まった時に発症するため、大人になってからアレルギーになる方もいらっしゃいます。
鼻から吸い込まれたホコリや動物の毛や汚染された空気の中の化学物質などに対して鼻粘膜が過剰に反応するというのがその正体です。
過剰に反応した粘膜が毛細血管を拡張して炎症を起こします。 鼻の中の粘膜の腫れは空気の通り道を塞いでしまい、鼻づまりという症状になります。
アレルギーには季節性と通年性と寒暖差アレルギーの3タイプがあります。
季節性と通年性はその名の通りなのですが「寒暖差アレルギー」とは寒い外から暖かい部屋に入った時に急激な温度差が鼻の粘膜にとっての刺激となり鼻水・鼻づまりなどアレルギー症状を引き起こすことです。
大きな温度差が刺激として鼻の粘膜の血管を広げて「粘膜がむくむ」ことにより鼻水や鼻づまりなどのアレルギー症状に繋がる他寒暖差アレルギーは更年期障害でもよく起こります。
鼻中隔弯曲症
鼻の穴の間に仕切りってありますよね。そこの奥の左右の鼻腔を分けている「鼻中隔」という壁が生まれつき曲がっているため空気の流れが悪いという鼻づまりになりやすい体質の方がいらしゃいます。
鼻たけ
副鼻腔炎による粘膜の腫れがずっと続いたり何度も繰り返し起こることで、粘膜の腫れが戻らなくなったものを鼻たけと言います。
副鼻腔の入り口にできやすく鼻腔内の粘膜にできる鼻たけ(ポリープ)が空気の流れを妨げます。
咽頭扁桃(アデノイド)の腫れ
鼻からの空気の通り道にある咽頭扁桃という部分が腫れて肥大すると鼻での呼吸がしづらくなります。5~6歳の子供によく起こり、子どもの鼻づまりの原因としては最も多いものです。
また5~6歳の時期にこの症状が続いた人でその後も続いていた方の中には大人になってもこの症状が出る方がいらっしゃいます。鼻が詰まって眠れないことが頻繁に起こる方はこれかもしれません。
外部刺激
アレルギー物質以外の異物または辛さなどによる外部からの刺激によっても鼻づまりが起こります。
一時的な鼻づまりの緩和方法
上体を高くした体勢で寝る
平らな状態で寝てしまうとどうしても鼻づまりを起こしてしまいます。腰から頭にかけてバスタオルやクッションや枕でなだらかな傾斜を作って状態を高くした体勢で寝ると鼻づまりが緩和できます。
この時に頭だけを上げる体勢にならないように注意してください。頭だけが上がった状態で寝ると喉が圧迫されてそれがさらに鼻腔を狭くして余計に鼻づまりがひどくなる可能性があるからです。
管理人が大学で習った鼻づまりを緩和する呼吸法
1.まずは息をできるだけ深く吸います。
2.次に吐けなくなるまでできるだけゆっくりと息を吐きます。
3.息を止めてそのまま鼻をつまみます。
4.そのまま頭を上下2秒ずつ動かします。
5.4を息が苦しくなるまで続けます。(我慢しすぎ注意)
加湿器を付ける
空気が乾燥し過ぎていると鼻が詰まりやすくなります。
加湿器をつけて適度な湿度を保つとよいでしょう。加湿器がない場合は洗濯物を干したりバスタオルを濡らして寝ている部屋に干すだけでも少しの加湿効果があります。
神経のマッサージ
鼻の両脇と頬骨の下に通っている神経を指で刺激すると鼻づまりが緩和されます。
可能であれば右の鼻がつまっている場合は左側が下になるように、左の鼻がつまっている場合は右側が下になるように横になってマッサージをするのが効果的です。
鼻の両脇と頬骨の下に痛い所がありますのでそれを探して思い切り押します。ただしそこを押すと鼻水が一気に出ますのでティッシュの用意をしてからすることをおすすめしますよ。
お風呂(浴槽)に入る。または蒸しタオルを鼻に当てる
お風呂に入るのがよいのですが時間がない場合や体調が悪い場合は蒸しタオルを鼻に当てると鼻の粘膜のむくみがよくなり鼻が通りやすくなります。当てる場所は鼻の上ではなく、眉間付近に当ててください。
調子がよければ鼻が通るし口呼吸になってしまっても蒸しタオルの効果で、喉がひどく乾燥することもないので喉を傷める心配も減ります。鼻づまりで眠れない方はぜひ実践してみてはいかかでしょうか。
仕事中などお化粧が気になる方はラップに包んだ蒸しタオルを使うとよいですよ。
辛い物を食べる
辛い物好きな方限定の鼻づまりを緩和する方法です。
鼻づまりで悩む人の中にお風呂に入ったり温かいものを食べたりすると鼻が通ったという覚えがある人がいると思いますが、これは鼻腔が広がったり粘膜のむくみがとれたりして空気が通るようになるからです。
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鼻が詰まって眠れない!どうしようもない!という時の最終手段はこれしかありません・・・。
生後6ヶ月から使うことができますので生後6ヶ月未満の赤ちゃんはお使い頂けません。
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