1日の睡眠時間をだいたい8時間くらいにしているという人はかなり多いのではないでしょうか。
6時間や7時間だとちょっと物足りない感じがするし、9時間だと寝過ぎてしまうように感じる方は8時間睡眠が自分にとってベストなはず!と考えて毎日それくらい寝るようにしていると思います。
たしかに客観的に考えて8時間というのは適正な睡眠時間のように見えますが、8時間しっかり寝ているのに毎日だるいと感じている方もわりとたくさんいるようです。
なぜ8時間睡眠でもだるいのか
それではなぜ8時時間睡眠を続けているのにだるいと感じるような日が続いてしまうのか?という理由を一つずつチェックしていきましょう。
睡眠時間が長ければいいわけじゃない
8時間という睡眠時間は睡眠のプロの視点からみても十分な時間であるといえます。むしろそれ以上長い時間寝るのは完全に寝過ぎに入ってくるくらいです。
短すぎる睡眠だと眠ることによって脳を十分に休ませることができないですし、脳以外にも筋肉や胃腸などのも睡眠で休ませる必要があります。なので短すぎてもいけません。
睡眠時間はある程度しっかりとる必要はありますが、単純に時間ばかりが長ければそれでいいというわけではないんです。
睡眠の質と量のバランスが重要
実は睡眠時間はそこまで重要というわけではなく、だるさを軽減することを考えるならば睡眠の質の方が圧倒的に重要な要素となります。
もちろん睡眠の量も足りなかったら意味がありませんので、適度な量も必要です。
ただスッキリ目覚めて日中も快適に過ごせるようになるためには睡眠時間の長さではなくバランスのいい睡眠時間と高い睡眠の質がとれる状況を作っていくことが重要となります。
適正な睡眠時間は人によっても異なる
世の中には超ショートスリーパーと言われる人たちもいますが、そういった人って1日2時間とか3時間くらいしか寝ないのに頭はスッキリ冴えているしだるいと感じることもなかったりします。
これは極端な例ですが、ショートスリーパーの人もいればロングスリーパーの人もいることから想像できるようにその人によって適正な睡眠時間には違いがあります。
結局「何時間寝ればOK!」という絶対的な答えはなく、8時間寝るよりも6時間で起きちゃった方が頭が冴えるし調子もいいということもあります。
だるいと感じないための睡眠に必要なこと
睡眠が充実しているかどうかは人生の幸福度にもかなり影響してきます。だって起きている時間スッキリできているか、だるいと感じているかの違いだけでもその日の充実度などは全然違いますよね。
何に気をつけてどうしていけばだるいと感じることがなくなるのか解説していきますね。
睡眠に悪い習慣や環境を排除する
まず自分が日常的な生活の中で快適な睡眠を邪魔するような行動をとっていないかどうか確認して下さい。もし気づかない間に質の低い睡眠を誘発するような生活が習慣になっているならそこを見直すだけでもだいぶ変わってくるはずです。
- 寝る前にお酒を飲む
- 寝る前に何かを食べる
- 昼前からストレスを溜めすぎてる
- 寝る前にスマホやテレビなどを見すぎている
- 寝具が安物で質が悪い
- 湿度や空気が適正でない
こうして考えるとけっこう普通に普段からやっているようなことが睡眠の質に悪影響を与えいた事実に気づくこともできるのではないでしょうか。
必ずと言っていいほど晩酌をして寝酒で締めてから寝る習慣になっている人も多いですが、高確率で夜におしっこに起きてしまったりして睡眠が浅くなっていたりします。
寝具で睡眠の質を高める
寝具にお金かけてますか?
普通に生活しているだけでもカツカツな状態だとなかなか寝具に対してお金をかけることができずに、ずーっと昔から使っている布団やマットレスを使いまわしてしまうこともあると思います。
私も社会人になったばかりの頃なんかは無印良品のベッドとマットレスを買って何年もそれで寝ていたことがありますが、体はいつもバキバキで筋肉痛になるし目覚めたときに体のあちこちが痛かったりして悩んでいた時期があるのでわかります。
睡眠の質を高めるために寝具にお金をかけるのは未来への投資として非常に有効な使いみちだと思います。
1回いい寝具を買えば5年10年と買い換える必要はないです。それなのにその間ずっと寝具のおかげで睡眠の質は向上して起きている時間の痛みやだるさを軽減できることになります。
睡眠は人生の幸福度に大きく関係しているということも考えるならなるべく寝具にはお金を掛けた方がいいです。ただ高いベッドを買えばいいというわけではないですが、安物の寝具だとやはり素材の質が低かったり体圧分散などについて特に考慮されていない場合が多いです。
参考までに私はモットンというマットレスを使ってから起床時のスッキリ感がグッと高まったため、3年以上愛用しています。
そして枕はモットンの枕ではなく六角脳枕というちょっと特殊な枕を使っています。こちらは肩こり首こりなどを緩和して朝まで眠れる快眠枕としてテレビでも取り上げられた事がある枕です。ちょっと高かったですが、価格以上に睡眠の質を高める効果はあったと実感できています。
睡眠サプリで睡眠の質を高める
もっと手軽に睡眠の質を高めていきたいという方はリラックス作用の強い睡眠サプリを使ってみるのがいいでしょう。
睡眠サプリには質が高くて深い睡眠を実現できる天然の成分がたくさん含まれるので就寝前にサプリを飲んでおくだけでも起床時のスッキリ感などを実感できるようになります。
睡眠薬のように薬の作用で強制的に眠らせるようなものではなく、あくまでもストレスを緩和してリラックス状態を作る所までが睡眠サプリの役目なので自然な眠りをサポートしてくれるのがメリットです。
まとめ
今回は8時間睡眠でもだるいと感じる理由とその対処方法についてまとめてきました。
一見するとたしかに8時間寝ているなら睡眠に問題はないように感じるかもしれませんが、中身の伴わない8時間睡眠は質の高い6時間睡眠の休息効果にも満たないものです。
何時間寝たのか?ということばかりを意識するよりも質の高い睡眠を確実にとれるようにして休息効果を重視して行くようにしていくのが理想的です。