寝ている間に腰が痛いと感じで起きてしまったり、朝起きると腰が痛いと感じることありませんか?
この寝ている間に起きる腰痛は実は放っておくと慢性的な腰痛や肩こりなど色々な不調を引き起こすきっかけになることがあるのです。
そんな意外と悩んでいる方が多い寝ている間の腰痛問題の原因を紹介します。
寝ている間に腰が痛くなる原因
朝起きると腰がものすごく痛い…
腰に違和感があって辛い…
実はこんな悩みを持っている方が増えています。というのも生活リズムの変化や普段の姿勢が深く関係しているからです。
寝ている間に腰が痛いという方の多くは5つの原因の内どれかに当てはまる傾向にあります。
- 寝相が悪い
- 寝る直前に食事を摂る
- 体に合っていない寝具を使っている
- 身体の巡りが悪い
- 普段の姿勢が悪くなっている
この5つの中でも特に姿勢の悪化と寝具が合っていないという原因は腰痛に大きく関係しており、意識して改善したり対策をしないとどんどん腰痛が悪化しやすい特徴があります。
次の項では寝ている間に腰痛を起こす原因を1つ1つみていきたいと思います。
寝相が悪い
寝ている間に腰が痛い時に考えられるのが寝相の悪さです。
正直寝相の悪さで毎日腰が痛くなるという方はあまり居ないので、長い間腰痛が続く場合は他の原因を疑ったほうが良いでしょう。
寝相が悪くて腰が痛いとなるのは寝ている間に身体がよじれた格好で寝ていたり、腰付近に体重がかかるような姿勢で寝ている事が考えられます。
寝相が悪くて腰が痛いとなるのは多くは高校生くらいまでの比較的若い方が多いので子供などが寝ている間に腰が痛いと言う場合は寝相の悪さからくる腰痛を疑ったほうが良いでしょう。
寝相が悪くて腰痛を起こしている場合は大きめの抱きまくらなどを使うなど寝相の改善に役立つ寝具を活用するだけでも効果が期待できます。
寝る直前に食事をとる
寝ている間の腰痛に意外と関係しているのが夜食です。
寝る前の2時間前には食事を終えておくのが理想的と言われているのは実は、寝ている間は消化管の機能は低下して体に負担がかかりやすくなるからです。
食事をとってから消化するには胃や腸を通る必要があり、その消化管は上腹部から下腹部、つまり腰にかけて存在しています。
寝ている間に消化が始まると本来休息するために弛緩しているはずの筋肉が緊張状態になり血流が悪くなり腰痛を引き起こすきっかけになっていると言われています。
正直寝る前に食事しただけでそんなに腰痛を引き起こすとは思えませんが、実際夜中に食事を取って寝ると翌朝全身がだるかったりすることが多いので全く関係ないとは言えないのかなと思います。
どうしても寝る直前に食事をとりがちという方は食事の内容を消化の良いものに変えたりするだけでも対策が可能です。
身体に合っていない寝具
寝ている間に起きる腰痛の原因の大半はこれが原因と言えます、それはズバリ「体に合っていない寝具を使っている」ということです。
最近では寝具の大切さが注目されるようになってきて枕や敷毛布など自分の体に合わせて購入する方が増えましたが、日本ではまだまだ普及しているとは言えないです。
寝具の硬さや大きさなどが身体に合っていないと寝ている間の数時間ずっと体中に負荷がかかった状態になるので起きた時に腰痛や肩こりなど様々な不調を引き起こします。
特に痩せ型など脂肪が少ないタイプの方は寝ている間にダイレクトに骨の出っ張り部分などに体重分の負荷がかかるため腰痛などを起こしやすくなります。
対策としては腰痛対策に特化した弾力や反発力があるマットを使ったり、今使っている敷毛布が薄ければ打ち直しや2枚重ねにするなどの対策がおすすめです。
布団を重ねて使う場合は柔らかすぎる布団を使うと寝ている間に重心になる腰部分が深く沈みすぎて腰痛の原因になるため、適度に硬さを持った敷布団がおすすめです。
身体の巡りが悪い
寝ている間の腰痛に関係しているのが身体の巡りの悪さです。
日本人は女性男性関係なくとにかく体の巡りが悪い方が多く、末端冷え性などを起こしている方が多く居ます。
この体の巡りの悪さは放置していると末端部分の毛細血管から順にどんどん使われていない血管が消滅していき血流が悪くなり浮腫みやダルさを引き起こします。
極度の冷え性などで身体の巡りが悪いと寝ている間に本来は血流が縦貫してリラックス状態にあるはずの筋肉が血行不良によって凝り固まってしまい寝ている間に腰痛を引き起こすきっかけになるのです。
身体の巡りが悪い事が原因で腰痛を起こしている場合は多くは肩こりなども起こしている事が多いのでまずは身体の巡りを改善する対策が必要になります。
普段の姿勢が悪い
最近多いのが仰向けで寝ていると腰が痛いという悩みです。
基本的に仰向けで膝を少し折った状態は腰への負担が少なく腰痛を起こしにくい体位ですが、仰向けで腰痛が起きる場合は根本的に骨格など姿勢が歪んでしまっている可能性があります。
女性に特に多いのが慣れない高いヒールなどを長時間履くことで姿勢が崩れて腰が反っていたり、猫背になっていたりと悪い姿勢が目立ちます。
他にも1日中PCの前で作業しているなどずっと座り続ける事で猫背がひどくなり肩から腰にかけてのバランスが崩れてしまっているケースが大半です。
この様な普段の姿勢が悪いことによって寝ている間に腰が痛いと感じる方は、まずは普段の姿勢を矯正することから対策を始める事をオススメします。
最近では猫背矯正ベルトなどもネットで安く買えるようになっているのでそれらのグッツを活用したり、普段から姿勢を意識する事が重要です。
寝具を変えたら腰痛が改善?
実際に私の母が数年前に腰痛位ヘルニアをしてしまい、それから寝ている間に腰の痛みが気になると相談されていました。
そこで私が探してプレゼントしたのが腰痛で悩む方のために作られた「モットン」という敷毛布です。
良く腰痛持ちの方には固い敷毛布が良いと聞きますがモットンは普通の低反発マットとは違い硬めの質感なのに寝ると雲の上で寝ているような心地よさが魅力です。
実際に私自身使っていて以前はちょくちょく気になっていた腰痛も今では全く気にならなくなり、前は前屈するのでさえ気になっていたのに痛みがウソのように消えたのです。
母にプレゼントしてみたところ今まで使っていたマットレスよりも心地よく、朝起きた時も腰への違和感がなく気に入ったと言ってくれました。
モットンは残念ながら店頭販売などで購入することは難しいようでネット販売が中心になっています。
寝ている間の腰痛でお悩みの方はモットンを実際に使ったレビューも紹介しているので是非参考にしてしてください。
寝ている間に腰が痛い原因まとめ
寝ている間に腰が痛くなる原因としては多くは腰の筋肉が緊張状態に陥ってしまうことが関係しています。
血流が悪かったり姿勢が悪い、寝具が合わずに腰に体重がかかるどれも腰痛を引き起こす原因となります。
寝ている間に腰痛が頻繁に起きる場合は寝具を見直したり、普段の姿勢をチェックしてみると腰痛の原因が分かるかもしれません。
寝具が合っていないと腰痛だけじゃなく肩こりや首の痛みなど全身に症状が現れてきて、最悪頭痛なども引き起こすようになります。
頻繁に起きる寝ている間の腰の痛みは放置せずに今一度寝具や普段の姿勢など身の回りをチェックしてみてはいかがでしょうか。