寝すぎが原因で寝疲れを起こしてしまうって知っていましたか?
休みの日はついついいつもよりタップリ寝てしまう方も多いと思います、疲れを取るためにもタップリ寝るのは良いことだと思われがちですが寝すぎることでかえって疲労が溜まってしまうこともあるんです。
そんな寝疲れの原因と簡単にできる対処法をまとめてみました。
- ついつい寝すぎて身体がだるくなる…
- 寝すぎると頭がもやっとする…
こんな方は寝疲れ対策の参考にしてください。
寝疲れってどんな状態?
そもそも寝疲れという状態がどんな状態なのかよく分からない、という方も多いと思います。
寝疲れとはいつも6時間前後の睡眠時間の方が10時間前後など長時間寝ることで頭痛や倦怠感、頭がすっきりしないなどの症状を感じる状態の事を言います。
- 10代 9〜10時間
- 20代 7〜9時間
- 30代以降 7〜9時間
年齢別にみた理想的な睡眠時間をざっくりと書きましたが、どの年代も7時間前後が最も理想的だと分かります。
寝疲れは厳密に定義されているわけではないので具体的な症状や睡眠時間などの目安はありませんが、一般的には10時間前後の睡眠をとると多くの方は何らかの不調を感じる方が多いようです。
寝疲れは寝すぎることで倦怠感などの漠然とした不調を引き起こすので休日などでも寝過ぎには注意した方が良さそうです。
寝疲れで多い症状とは
寝疲れとして感じる症状で最も多いのが十分に寝たはずなのに「寝る前よりも身体が重く感じる」という倦怠感が最も多い症状です。
次に頭痛や頭がモヤモヤしてスッキリしないなどの漠然とした症状が多いのが特徴的です。
中には寝すぎることで目の調子が悪くなったり、やる気が起きないなど日常生活に支障が出るくらい悩まされている方もいるようです。
寝疲れの多くは連続で6時間前後寝た後についつい2度寝、3度寝をしてしまうことで寝疲れを強く感じるようなので2度寝をよくする方は注意が必要です。
寝疲れはなぜ起きるのか?その原因
そもそも身体の体力回復や脳を休めるために寝るのになぜ寝すぎると寝疲れになってしまうの?と疑問に思う方も多いと思います。
寝すぎることで寝疲れになってしまうのには血行の巡りなどが関係していました。
頭痛は血管の拡張が原因
皆さん寝る時の姿勢を思い出してみてください。よっぽど変わった環境で寝ていない限りは皆さん寝具の上で横になってなていますよね。
この横になって寝るということが寝疲れを起こす原因になっているんです。
仰向けでも横向きでも身体を地面と並行になるように寝ていると私達の身体は頭から足の先までだいたい同じ高さになりますよね。
そうなると普段立っている時よりも上半身へ流れる血流も多くなり、また寝ている間はリラックス状態にあるので血管も拡張気味になります。
この状態が長時間続くと起きた時に頭の血管がいつもよりも拡張してるせいで周囲への圧力が加わり頭痛として感じることがあるんです。
通常の睡眠時間は6〜7時間と言われているので、それを大幅に超える10時間前後も寝ているとどうしても起きた時に頭が締め付けられるような頭痛を起こしやすくなってしまうのです。
全身の重だるい倦怠感の原因
たくさん寝たはずなのに寝る前よりも身体が重だるいというのも典型的な寝疲れの症状の1つといえます。
寝てる間は基本的にはあまり体の移動も少なくほぼおなじ部分に体重などによる負荷がかかり続けます。
そうなると足や腰など身体の重みがかかる部分の血流が悪くなり起きた時に負荷がかかっていた部分が倦怠感として症状を起こします。
特に反発力が少なかったり、ペラペラの敷布団を使っている方だと身体への負担がダイレクトに伝わってしまうため「寝たら身体が痛い、重だるい」という症状を引き起こしやすくなります。
敷毛布以外にも枕の高さなどが合っていないだけでも首への血流が悪くなり倦怠感などを引き起こす原因となるので、寝疲れによる倦怠感を感じる場合は睡眠時間を適正にする事が望ましいと言えます。
頭がモヤモヤしてスッキリしない原因
寝すぎると頭の血管が拡張状態が続いて起きた時に血管周囲の神経を圧迫してしまい結果的に頭痛が起きると分かりました。
しかし、頭痛ではないけど寝すぎた事によってなんだか頭がスッキリしなくてモヤモヤとした症状を感じる方も多いと思います。
この寝疲れによる頭がモヤモヤする感じというのは実は体内リズムの乱れによるものだと考えられます。
平日はいつも朝6時に起きているのに休日になると起きるのが12時など起床時間に急激な変化が起きると身体の中では朝ななのか昼なのか夕方なのか分からない状態になります。
この状態は言わゆる時差ボケに似ていて朝日を浴びないことで身体のリズムが狂って頭の中がすっきりしない状態になります。
大抵はまたいつもどうりの起床時間に戻ると自然と症状はなくなり気にならなくなりますが、休日は遅くに寝て昼過ぎまでずっと寝ているなんて言う乱れた生活をしている人は要注意です。
寝疲れによるスッキリしない状態が続くとやる気が起きない、集中力が続かないなどどんどん日常生活にも支障が出てくるので、休日でも朝日を浴びる時間帯には起きるようにしましょう。
肩や首まりがコチコチになる原因
寝疲れの中にはいつもは気にならないのに長時間寝ると首や肩が凝って辛いという方もいます。
この寝ている間に首や肩が凝ってしまう原因はズバリ枕や寝具が体にあっていないか、寝ている体勢が悪すぎるかです。
寝ている間は体の動きが少なくなるため筋肉などに圧迫などによる負荷がかかりやすくなります。
更に首や肩周辺は特に血流が圧迫により邪魔されやすい部分でもあるので長時間寝続けることで首への負担が増えて肩こりや首の痛みにつながる事があります。
普通は自分の首の高さに合った枕や寝具を使っていれば少し長く寝たくらいではあまり首や肩のこりを強く感じませんが、体型にあっていない枕などを使っていると6時間前後の睡眠でも酷い肩こりや首の痛みを感じることがあります。
枕などが体にあっていても寝相が悪く首と身体の向きがねじれていたり、首に負担がかかりやすい体勢で寝る癖がついている場合も寝疲れを強く感じやすい原因となるので気をつけて起きたいポイントと言えます。
休日にタップリ寝すぎてしまう原因とは
そもそも寝疲れするくらいまで寝続ける事自体健康的とは言えないですよね。
- 風邪のひきはじめ
- 何らかの病気によるもの
- 運度などで著しく消耗している時
- 精神的な負担が大きい時
- イベントなど張り切りすぎた時
- 過眠症など睡眠トラブルが起きている時
ついつい寝すぎてしまう原因としては病気が原因の場合もあれば単に疲れている場合もあります。
肉体的な疲労の場合は寝すぎても自然と目覚めると割りとスッキリしている事が多いので、寝疲れにつながりやすい原因としては精神的な負担や病気、過眠症などが関わっている場合も多いと思います。
休日だけついつい寝すぎてしまうという方は大丈夫だと思いますが、日常的に寝すぎてしまい日常生活にも支障が出る場合は一度睡眠外来で過眠症のチェックを受けることも必要です。
次の項では寝疲れを起こさないためにできる簡単な対策法を紹介します。
寝疲れしないためにできる対処法
寝過ぎを予防するのと、寝すぎてしまっても寝疲れになりにくい状態にするために活躍する対照法をまとめました。
根本的に寝すぎないようにする
まずは誰でもできる事ですが「寝すぎない」これに限ります、そもそも寝すぎなければ寝疲れを起こすこともないので休日でも頑張っていつも通りか最悪1時間プラスぐらいの睡眠時間で起きるようにしましょう。
短い時間でもしっかり疲れをとって熟睡することは可能なので、普段から睡眠の質が悪くてついつい2度寝、3度寝してしまうという方は睡眠サプリやアロマオイルなど睡眠の質を上げるアイテムを活用するのも効果的です。
私も以前は休日は昼過ぎまで寝ていて起きたらダルさと頭痛で結局休みなのに1日中何もしないで終わってしまう事が多かったです。しかし、睡眠サプリを使い始めてからは寝ている時間は6時間程度なのに朝スッキリと目覚めれるようになって休日を有効に活用できるようになりました。
最近の睡眠サプリは前日に飲んで寝ても次の日は普通に運転などもできて眠気も襲ってこないので、ちょっと試してみたいと言う方にはおすすめです。睡眠の質にこだわった睡眠サプリを選んでいくならL-テアニンなど熟睡をもたらしてくれる成分が配合されるサプリがおすすめです。
頭痛と肩こり解消!枕を見直す
寝すぎによる寝疲れの原因を引き起こす枕を見直すことで休日についつい寝すぎてしまっても寝疲れしにくくする事が可能です。
枕の高さ選びとしては壁に垂直に立った時に首と壁の間の高さを埋める厚みの枕が理想的と言われています。
なので今使用している枕の首元に当たる部分の高さを測って、実際に起立して壁に背中を当てた時にできる首と壁までの距離を測って比較すると使っている枕が自分に合っているか大体わかります。
低すぎると頭が下がってしまい血流が悪くなりますし、高過ぎても頭が持ち上がって首が強く圧迫され肩こりや頭痛の原因となるので丁度いい高さを見極めるのが大切です。
最近では枕専門店なども増えてきてお店に行くと自分にあったマイ枕を探してくれるお店もあるので1度プロの方に相談してみるのもおすすめです。
私が実際に使っているのは六角脳枕と言って夏はヒンヤリして気持ちよく、高さも低めで自分の好みに合わせてタオルで調節できる枕を使っています。
タオルで調節できると体格の変化などで枕の高さが変わっても手軽に自分で調節できるので1つの枕で長く使い続けられて経済的です。
タオルで枕の高さを調節する場合は、高めにしたいときはバスタオルで低めでちょっと高さを出したい時はフェイスタオルを丸めて首に当たる部分に置いて上から枕カバーをかけるだけで調節終了です。
全身の倦怠感対策にはマットの見直し
寝疲れの中でも悩みに多い全身の倦怠感ですが、寝疲れによる倦怠感やダル重な状態を予防するには寝ている間に身体に負担を掻けないマットを使うのが効果的です。
寝具は数年使っていると体重などによって薄くなったり反発性が低下して体に負担がかかるようになってきます。
5年位使ったら1度マットの厚みや反発具合をチェックしてみると良いと思います。
もし頭部分の厚みが薄くなっていて足部分がまだ厚みが残っているなら上下逆にして使うだけでも買った時に似た使用感を得られます。
全体的に厚みが薄くなり反発も少なくなっている場合は残念ながら換え時なので自分の体型に合った硬さのマットレス選びを検討しましょう。
中年以降の方で特に多いのが腰部分を中心に負担がかかるタイプの体型の方で、こういう方は腰痛対策などに特化したマットレスを使うと寝疲れも起こしにくくなるのでおすすめです。
寝疲れの原因まとめ
ついつい予定がないと寝すぎてしまうものですが、寝すぎることで寝疲れなどかえって不調を引き起こしてしまう事がわかりました。
暖かい布団でぬくぬくしているとついつい2度寝、3度寝としてしまいがちですが寝疲れを起こさないためにも普段と変わらない睡眠時間を心がけたり、睡眠の質自体を上げる事が健康には1番効果的です。
寝疲れ状態が続くと毎日やる気が起きなくなった、酷いと家事をするのも面倒…外出するのも面倒…と、どんどん状態が悪化してしまう場合もあります。
寝疲れするほど睡眠をとらなくてもしっかり質のいい睡眠を取れていれば自然と6時間前後でスッキリ起きられるようになるので、どうしても寝すぎてしまうという方はサプリやアロマなどの活用も検討してみると良いかもしれませんね。