早起きをすると頭痛がして困ったという経験はありませんか?
なぜか早起きするといつもと同じくらいの時間に起きるときより眠気が強くなることも多いですし、それに加えて頭痛までガンガンすることがあります。これだとせっかく早起きしてもスッキリできないですよね。
遅起きした時よりも長時間の眠気が続いたり午前中ずっと頭が働かなかったり頭が重かったりすると「本当に早起きは健康に良いの?」という疑問すら芽生えてくるかもしれません。
今回は管理人が早起きすると頭痛がするメカニズムと対処法について解説していきたいと思います。
早起きすると頭痛がするメカニズム
仕事や勉強などクリエイティブな目的のために早起きをしているのに不快な頭痛が引き起こされると、むしろ早起きした方が作業効率が落ちるような気がてきませんか?
起きている時間は長くなっても早起きした方が体調が悪くて生活の質も落ちてしまうなら意味がないですよね。
寝るのが遅く睡眠時間が足りてない
早起きをするのにいつもと同じ時間に寝ていませんか?いわゆる「遅寝早起」と呼ばれるような状態だと体調が万全でなくなるのは当然です。
例えばいつもは夜1時に寝て朝8時に起きているとします。何かの用事などで朝5時に起きないといけない時に同じように夜1時に寝ているとすると睡眠時間が単純に3時間少なくなりますよね。
7時間の睡眠時間で丁度良かった人が4時間睡眠になると睡眠不足で疲れも取り切れない間に起きることになるので頭痛が起きることがあります。
片頭痛が起きている可能性が高い
片頭痛は片側または両側のこめかみのあたりから目の周辺までにかけてズキンズキンと脈打つような痛みが走るのが特徴的な頭痛です。
規則正しいリズムを刻んでズッキン・ズッキンと痛みが続くので非常に不快です。
片頭痛が起きる原因は疲労・ストレスにあり、血管が拡張しすぎたりホルモンバランスが乱れると起きることがあります。
また、人によりますがお酒を飲んだ後や、チョコレート、赤ワインなどの食品などを摂取したあとに片頭痛が起きることもあります。
寝酒をしたり、夜まで外で飲んでいたりすると翌朝から頭痛がずっと続くことがありますが、これも片頭痛による影響です。
「早起きしないと」という思いがストレスになる
夜型なのに学校や仕事があるからがんばって早起きしている方などは、早起きして不快な症状が出ると「遅寝遅起きの生活の方が自分に合っているな」と勘違いするはずです。
なぜ早起きすると頭痛が起きてしまうのでしょうか。
早起きしたら頭痛という症状が出るという場合は日中にストレスを感じていて交感神経が優位になり、それに対抗する「ストレスホルモン」が出るため早起きによる頭痛や腹痛といった症状が発生します。
誰だって朝はゆっくり寝ていたいですし、目覚ましじゃなく自分が起きたいタイミングで起きる生活のほうがストレスは少ないはずです。
無理に早起きをしないといけないという状況そのものがストレスになるから、頭痛に繋がってしまうこともあるということです。
ストレスの解消が間に合っていない
人の脳は前日に起きた時間の1時間前から「起きるホルモン」を分泌して体温を上げるなど身体が起きる準備をしはじめます。
この起きるホルモンも結局のところはストレスホルモンの一種です。
日中にストレスがたまる出来事が多く、うまくそのストレスを解消できないまま寝るような日が続くこともあるでしょう。
そうして元からストレスホルモンが高濃度になっているところに起床時の起きるホルモンの分泌が重なるため、ストレスホルモン過多になり頭痛が起きます。
睡眠の質が低下している
睡眠時間が足りないだけでなく、睡眠の質が低下しているというのも早起きで頭痛がおきる原因の一つです。
睡眠時間が短くなると片頭痛が引き起こされやすいと言われており、頭の痛みはすべてのやる気や集中力をなくしますし、さらなるストレスを溜め込む大きな原因となりますので悪循環に陥りやすいです。
逆に睡眠時間が足りていても睡眠の質が低下していると疲労やストレスの解消が間に合わなくなります。
自分では十分に寝ているから大丈夫だと思っていても知らず知らずのうちに疲れが溜まり、頭痛が酷くなることが多くあります。
早起きで起きる頭痛の対策
では色々と原因が分かってきた所で、実際に早起きで起きる頭痛の対策をしていくためにはどうするべきなのか解説していきますね。
無理に早起きしない
必要があって早起きをしているなら仕方ないですが、早く起きて1日を有意義に過ごしたいからとか、健康のために早起きをしたいと考えたから早起きをしている人は無理な早起きは辞めたほうがいいかもしれません。
体質の問題で夜型なのに無理やり朝早い時間に起きようとするのは苦痛でしかありません。
朝何時に起きるかにもよりますが、少なくとも無理があるレベルの時間に敢えて目覚ましをセットして無理矢理起きるというのは間違いです。
早起きする前の日は早めに寝る
早起きをしなければならないことが最初からわかっている日などは、その前日はいつもより早めに寝るようにしたほうがいいです。
普段の起床時間よりも早く起きる分だけ早く寝るようにして、睡眠時間そのものはいつもと変わらないようにするのです。
それでも早起きするというストレスはあるので、頭痛がするかもしれませんが、睡眠時間が短いママ早起きするよりは頭痛の度合いが小さくなります。
もともとが9時間とか10時間とか寝すぎていた人は7時間くらいまで減らしても問題ないと思いますが、早起きする日の睡眠時間が6時間を下回ることがないように調整していくのが良いでしょう。
寝る前にスマホを見ない
最近の人は寝る直前までスマートフォンをいじりながらニュースやTwitter、電子書籍を見ている人が多いです。寝室にスマートフォンを持ち込んで目が疲れて眠くなるまで何かを見たりするのは辞めましょう。
強烈なブルーライトが発生しているので、目や神経を疲労させてストレスが貯まります。そのせいで睡眠の質が低下して頭痛が起きやすくなることもあるのです。
スマホを見るのは寝る1時間前まで。それ以降は紙の本とか電子ペーパーのKindleなどで我慢するようにしておくと良いでしょう。
睡眠の質を上げる
健康的な生活を送るためには睡眠は欠かせない要素の一つなので、睡眠時間を十分に確保して、かつ睡眠の質を上げるように努力することで早起き頭痛を改善することができます。
質のよい睡眠を摂れば3時間で7割の疲労回復が終わるため、睡眠は量よりも質が大事だと言われています。就寝前にリラックスすることを心掛けることが最も必要なのですがリラックスしろと言われてできるものではないですよね。
- 寝室を好きな香りにしてみる
- 寝る前に湯船に20分から30分くらい浸かる
- 腰や体に負担にならない寝具に変えてみる
- 寝室の湿度や気温を適切に整える
- 寝る前に睡眠の質を高める成分を摂る
手足をお風呂や足湯で暖めるのは必須ですが、蒸気でホットアイマスクなど目を暖めるのもおすすめです。
どれも手軽に実践できるので、早起きをするたびに頭痛薬を飲むようなことがないように頭痛が起きる前にできる対処を優先的に行っていきましょう。
まとめ
早起きするたびに毎回頭痛が出ているようだと正直かなり辛いですよね。
睡眠時間を削っているなら脳や体に負担がかかって頭痛が出るのは当然ですが、早寝早起きでも頭痛が起きるようだと逃げ道がないように見えてしまいます。
そういう時は睡眠の質を高めて、限られた時間でも脳の疲労をしっかり解消するようにしてあげると、気持ちよく早起きができるようになりますよ。
有意義な一日を毎日過ごせるようになるために質の高い睡眠を摂りながら早起きできるように対処してみましょう。