金縛りってホント怖くてイヤだから原因がはっきりしてるなら予防したいですよね。
金縛りになると寝付いたと思ったのにふと気がつくと何か胸の上に重たいものや人が乗っかっているようで息苦しい感覚に襲われて体を動かそうにも動かせないような状況になるので精神的にも非常にストレスを感じると思います。まさに恐怖体験といった感じですね。
金縛りあるある
金縛りに遭ったことのない方や、どの症状が金縛りなのか知らない方のために実際に遭うとどうなるか説明しておきます。
金縛りに遭うと目は開いていると感じるのに自分の身体が動かずに以下の状態になることが多いです。
- 自分の身体の上に誰かが乗っているように感じる
- 首を絞められているような感じになって息苦しい
- 耳元でノイズ・金属音・(複数の)人の声がする
- 手や足を触られたり掴まれる
- 部屋に誰かが入って来る
- 手がたくさん見える
- 体を動かしたいのに動かせない
一度でも体験したことがあるなら決して忘れる事ができないような恐怖体験と言えるレベルの怖さがあります。
ちなみに管理人が始めて金縛りに遭った時はまず耳鳴りがして、ジーーーーーっとノイズがして、ノイズが消えた瞬間から複数の人のひそひそ声と笑い声がして、青い手が何本も床から生えてきました。怖くて泣きそうでした・・・。
金縛りの原因とメカニズム
それでは金縛りがどうして起きてしまうのか。その原因やメカニズムについて詳しく解説していきますね。
金縛りは「錯覚」によるもの
金縛りなどが起きず普通に睡眠できる場合はは先に頭が眠り、その後に続いて体が眠るように順番となっています。
しかし疲れていて頭が眠る前に体が眠ってしまい、頭が起きているのに体が眠るので動けない・・・という錯覚に陥るのが金縛りがおきる最大の原因です。
最初は何が原因なのか全く分からずに恐怖を感じていましたが、最初に仕組みを聞いてからは金縛りの恐怖がかなり軽減されました。それでもとても怖いですが。まちがっても霊に憑りつかれたとか家に幽霊がいるとかではないので安心してくださいね。
レム睡眠とノンレム睡眠の働きが金縛りに影響を与えている
寝つきがいい人だと眠りにつくとすぐに深い眠りに入ります。この状態をノンレム睡眠といい身体は起きていて寝返りなどをしますが脳は休みの状態になります。
その後60分ほど経つと今度は浅い眠りに入って夢を見ます。この状態はレム睡眠といって身体が休んで頭が少し起きていて夢をみたりします。レム睡眠が20分ほど続いてまたノンレム睡眠に戻るという90分ほどのサイクルの繰り返しです。
ところが、金縛りに遭う時は眠りについたらノンレム睡眠を飛ばしてすぐにレム睡眠になります。これを「入眠時レム睡眠」といい、脳が起きたまま身体だけが休んでしまうため身動きが出来ず夢と現実の区別がつかなくなってしまうのです。
目が開いて見えているように思いますがこの時に現れるのはすべて幻覚や幻聴で現実のような夢を見るのが金縛りです。脳のエラーのようなものです。
金縛りにあいやすい人
なぜかはわからないのですが金縛りに遭う確率は男性より女性の方が多くて、最初の金縛り体験は14~18歳の思春期に集中しています。私の場合も最初の金縛りは18歳の時でした。
また、性別や年齢以外にも金縛りに合う可能性が高くなる条件が色々とあります。
- 不眠症である
- 眠りが浅い
- 夜中に目覚めやすい
- 睡眠不足
- 精神的なストレスが多い
- 極度の肉体的疲労が続いている
- 時差のある海外旅行を頻繁にしている
- 不規則な睡眠習慣が続いている
こういった点に該当する項目が多い人ほど金縛りに遭うことが多いことがわかっています。私も受験前で毎晩遅くまで勉強して寝不足が続いた矢先に人生初の金縛りを経験しました。
やはり精神的なストレスや肉体疲労などは睡眠の質を妨げる原因となり金縛りを起こす可能性を高める要因になってしまいます。また、金縛りを起こす原因として睡眠リズムの乱れも影響しており、夕方以降に長い仮眠をとって夜更かしをして明け方に寝るような生活リズムは一番金縛りが起きやすい状態となるので注意が必要です。
寝る姿勢が金縛りのリスクを高めることもある
自分が普段からどのような姿勢で寝ているか?という点まではなかなか意識している人は少ないと思いますが、寝姿勢も金縛りに関係していると言われています。
とくに寝付くときに仰向けだと目覚めた時に金縛りになっている可能性が高くなるという研究結果なども出ています。
あくまでも最初に寝付く段階の姿勢が仰向けだった場合ですので、ここは意識的に横向きで寝るようにしていけば解決できる問題です。
金縛りに遭ってしまった時の対処法と予防策
実際に金縛りにあってしまったときにすぐにとるべき行動があります。その行動によって素早く金縛りから逃れることができるようになるので今後もし金縛りにあったら実践してみると良いと想います。
金縛りの前触れがあったら即実行
まず金縛りには前触れがありジーーーーーというノイズや耳鳴りや金属音の後に訪れることが多いのでイヤな予感がしたら以下のことを即実行してみると逃れられることが多いです。
- 仰向け以外の体勢になる
- 指だけ曲げる
- 目がけ動かす
- 声を出す
パッと目が冷めたときに何となく「あ、これ金縛りくるんじゃないか・・・?」と異変を感じたらすぐにこれらを実行してみましょう。上手く行けば本格的に金縛りになる前に解けることがあります。
ただ既に金縛りになったときに無理に解こうと身体に力を入れて動こうすると後で異様に疲れて目が覚めてしまったり血圧が上がって後からや朝に頭痛がすることが多いですので無理は禁物です。
金縛りが出ても焦らず冷静になってもう一眠りする
もし身体にうまく力が入らなくて逃れられなかったとしても焦らず冷静になって対応できるようにしましょう。
金縛りを一度でも経験したことがあるなら2回目以降はあまりにもリアルすぎる変な夢を見ているだけだと思って「あ、金縛りね。はいはい。すべて幻ね」くらいに流してそのまま眠るのが対策のひとつです。
一眠りすれば普通に目が覚め、いつも通りに戻ります。
深呼吸をして寝返りうつ
ひと眠りする他の抜け出し方は金縛りは怖いですが、一旦心を落ち着かせて深呼吸すると身体が動くようになります。身体が動かせるようになったら仰向けではない体制に寝返りをうつと金縛りから抜け出すことができますよ。
なぜか金縛りは仰向けでなる方が圧倒的に多いので、物理的な予防方法でよく聞くのは横向きになって眠ることです。
あまり頻繁に金縛りが出てしまうようなら抱きまくらを購入するなどした方が良いと想いますし、寝返りをうつのが楽になる寝具に変えてみるのも手です。
質の良い睡眠が取れるように睡眠サプリなどを使って予防する
結局のところ金縛りが出ているということは睡眠が浅くなっており、睡眠の質が悪いことの現れです。なので、普段からできるだけ睡眠の質が高くなるように対策をしていけば金縛りが起きることはなくなります。
睡眠不足やストレス、不安、緊張などは睡眠の質を低下させて金縛りの原因となるので、ストレスを緩和してリラックスした状態で眠る事ができるようになる睡眠サプリなどを寝る前に飲んでおくと効果的です。
私が愛用している睡眠サプリだとやはり即効性が一番期待できるマインドガードDXなどがおすすめです。ドリンクタイプなので吸収力が高くて1回飲んだだけでも違いが分かるくらいに睡眠の質が高くなります。朝までグッスリ寝てスッキリ起きれれば金縛りなどに合うことはなくなるので頻繁に金縛りが出るようならサプリの導入も検討してみるのが良いでしょう。
まとめ
今回は金縛りの原因について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
1回くらいはだれでも金縛りを経験したことがあると思いますが、金縛りが頻繁に起こるようなら何かしらの対処をしていかないと日常生活にも支障が出てくる可能性もあります。
金縛りが起きている時点で既に睡眠の質が悪かったりストレスなどが多いことの現れでもあるのでいずれにしてもこのまま放置するのはやめておいたほうが良いです。
金縛りが起きているなら睡眠の質が悪化している証拠なので、まずは起きる時間と寝る時間をできるだけ規則正しくして睡眠サプリを飲んだり寝具を変えたりしながら対策をしてみるのがいいでしょう。