先日「寒いところで寝ると痩せる」という発表があったのですが本当なのでしょうか。
今回は管理人が寒い所で寝たら痩せるのかどうかについて解説して行きたいと思います。
寒いと太る?それとも痩せる?
先日「寒いところで寝ると痩せる」という発表がありましたがたしかに夏よりも冬のほうが基礎代謝が高くなります。基礎代謝というのは、人間が特に何もしなくても生命維持のために消費されるエネルギーのことです。
たとえば寝てる時やぼーっとしている時でも呼吸・心臓を動かす・体温を保つなど様々な生命維持活動のために常にエネルギーが使われていて私たちが消費する1日のエネルギーの約7割はこの基礎代謝によるものです。
さらに基礎代謝の大部分は熱を作り出して体温を維持するのに使われるんですが、たしかにこれが夏より冬の方が大きいのです。
夏は外気の温度が私たちの体温に近いので、体温を維持するためにエネルギーをたくさん使う必要がありません。しかし冬は外気の温度が低く体温との温度差が大きくなります。
そのため体温を維持するために身体を温めようとエネルギーをたくさん使うのです。
起きている時はたしかに冬は夏に比べると基礎代謝が約10%ほど高くなるので冬は痩せやすく、夏は太りやすいとも言えるわけです。ですが寝ている時となると話は違います。
寝ている時に寒いと太るのか?痩せるのか?
結論から言うと寝る時に寒いと太ります。
先に述べたようにたしかに寝ている間に寒いと身体を温めようとエネルギーをたくさん使うのは合っているのですが、それ以外の観点で見てみると太る要素がたくさんあります。
まず寝ている間には身体の修復をしますが体温が低すぎると血流が悪くなり身体の修復に必要な栄養素や酸素が十分に行きわたらずに筋肉や皮膚や内臓の修復が間に合わず、結果代謝が落ちます。
また寝ている間にはさまざまな体組織の合成をしますが寝ている時の気温が低すぎると酵素の働きが悪くなりそれが阻害されてしまいます。
さらに寝ている間には代謝を促す成長ホルモンや「食欲をコントロールするホルモン」などが分泌されるのですが、寝る時に体温が下がりすぎて寒いとこれらが十分に作られないために食欲が抑えられなくなってしまったり代謝が落ちたりします。実は適度な温度の中で寝ることこそが代謝系のホルモンの分泌や新しい筋肉や皮膚や内臓組織を作り代謝を上げるコツなのです。
エネルギー自体も本来身体の修復やホルモンの生成に使われるべきエネルギーが体温を上げることに使われてしまいます。
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