朝バッチリスッキリ目が覚めて夜はぐっすり眠れることは、身体の健康と心のバランスを保つためには実は一番重要なことなのではないかと長年不眠症に苦しんだわたくし管理人は感じています。
どちらも問題なくできているという方の多くは気分や体調がよく健康なのではないでしょうか。逆に最近睡眠が浅いなぁだとか寝付きが浅いなぁだとか途中で何回も目が覚めて…という方は気分も体調もよくないかもしれません。
長年の不眠症で睡眠薬を飲み続けた結果、飲んだ翌朝の眠気に耐えられず「眠気覚ましのコーヒー」などでは対処できなくなったと管理人が担当の医者に相談した時、「ロゼレム」という睡眠薬と「無水カフェイン」という錠剤を両方処方され、併用して様子を見るように言われました。
「覚醒するカフェインと睡眠をさせる睡眠薬…相反する効果のこの2つを一緒に飲んで大丈夫なんだろうか?」と不安になりながらも医者の指示通りに両方飲んでみました。今回はその時の話をしたいと思います。
コーヒーのカフェインと管理人が病院で処方された錠剤の無水カフェインって何か違うの?
まずカフェインについてですがわたしたちが日常的に飲むさまざまな飲料に含まれているだけではなく、覚醒作用があるため睡眠薬の副作用で昼間が眠い方やナルコレプシーという昼間に急な眠気に襲われる病気の方のための医薬品としても使われています。
カフェインのメリットとしては目を覚まして集中力を高められることです。デメリットとしては睡眠ホルモンの「メラトニン」を強く抑制してしまうので飲む時間によっては快眠を阻害することです。
コーヒーなど飲料に含まれている水分子を含んだカフェインを無水状態に精製したものが無水カフェインですので、カフェインと無水カフェインの効果にほぼ変わりはありません。なので特に区別して考える必要はないといってもよいでしょう。
覚醒するカフェインと睡眠をさせる睡眠薬…相反する効果のこの2つを一緒に飲んで大丈夫だったのか?
大丈夫かなと不安になりながらも医者の指示通りに両方飲んでみた管理人ですが、いろいろなことが起こりました。
管理人が15歳の時に最初に処方された睡眠薬のロゼレムはふつうの睡眠薬とは少し違い、概日リズム(サーカディアンリズム)を改善する薬です。難しくきこえますが簡単に言うと生活のリズムを正すお薬ということです。
詳しい説明をすると人はふつうに暮らしていると眠たくなる時間が約1時間ずつ遅れていく生き物なのですが、その眠たくなる時間のずれを正常に戻す働きをするのがこのお薬の作用だといわれています。
この概日リズムが崩れると日中に眠気を起こすため、昼間にうたた寝や昼寝で長く眠ると夜の睡眠の質が落ちたり眠りが浅くなったりします。そのため、昼間に覚醒作用のある無水カフェインの錠剤が処方されるというわけなのです。
ふつう「無水カフェインは日中に飲んでねという指示でロゼレムは夜に寝る前に飲んでねという指示ですから、作用が相反するということはありません。」と医者から説明されます。たしかにその通りなのですが、実際に飲んでみるといろいろと困ったことが起こりました。
強制的に「眠らせて起こして」というのを繰り返しているうちに管理人の精神状態に異常が起き始めたのです。どうやら無水カフェインはお薬で作用が早く急なので、身体や脳が急激な変化についていけなかったようでした。
具体的にいうと以下のような無水カフェインによる副作用に苛まれました。
管理人に実際に出た精神症状
- 多弁、落ち着きがなくなる
- 衝動性が増す
- 気分高揚
- 精神錯乱
特に精神症状は、神経質な人やうつ病・不安障害・パニック障害などの精神疾患を患っている人は重症化しやすく、症状の悪化をきたしやすいのでより一層の注意が必要となってきます。
ちなみに精神症状だけじゃなく身体症状もあったので、そちらも書いておきますね。
管理人に実際に出た身体症状
- 胃痛・胸痛・吐き気・嘔吐などの消化器症状
- 心拍数の増加(ひどくなると不整脈)
- 呼吸が速くなる
- 震え、むずむず感
- ひどい頭痛
カフェインはわたしたちが日常的に飲む飲料にも含まれていて身近なものですのでそんなに大きな害はないと思っていたのですが、無水カフェインは医薬品で「薬」ですのでやはりこういった副作用がありました。
無水カフェインの副作用の症状がひどくなってきた時には、動悸、脱水症状、便秘も引き起こしてなんだかいろいろと辛かったことを覚えています。医者にきちんと言って結局は無水カフェインの処方を中止してもらいました。
さらに空腹時にカフェインが入っている物を飲むと無意味に胃酸分泌が促進されてしまうので、この期間に軽い胃潰瘍とひどい逆流性食道炎になってしまいました。食べるのが一番の楽しみな管理人にとっては地獄でしたよ。
もっと言うと無水カフェインは処方薬になりますので市販されていません。その理由は脅すわけではありませんが無水カフェインには軽度な依存性があるので、劇薬指定されていますし致死量も存在するくらいのとても強烈なものです。これは眠いからといって気軽に使ってよいものではないということですね。
さらに言うとカフェインは利尿作用があるだけではなく排尿時に体から流れ出るカルシウムの量を増やす作用があるといわれています。日常的にカルシウム不足の現代の日本人がカフェインをたくさん摂ると、骨粗鬆症のリスクが高まるということなのです。
睡眠薬を飲んだら眠れるけど昼間眠いからカフェインを摂ってしまって、結局その副作用で辛くなりもうどうしたらいいの?という状態で随分悩みました。
そこで考え抜いた結果、「翌朝眠くなる副作用のない睡眠サプリメントで眠れば、カフェイン摂取をしなくてよくなるのではないか」とわたくし管理人は思いついたのです。
翌朝に眠気が残らない睡眠サポートサプリ
今回は昼間眠いから医者に処方してもらった無水カフェインの錠剤によるカフェインの副作用について解説してきましたが、やはりこういった不眠症だから眠りたくて睡眠薬を飲んでいるけど翌朝が眠いからついついカフェインに頼ってしまうという方は多いと思います。
しかし睡眠薬に頼ると絶対に眠い、だるい、身体や頭が重いなどの副作用があるので、カフェインを摂りたくなりますよね。ですが昼間の眠気の心配がない睡眠サプリメントなどがあればそちらを使ってみたいという方も多いと思います。管理人もそうでした。
わたくし管理人が実際に、最終的に睡眠薬に頼らずに不眠症とカフェイン中毒を改善できたのは休息ハーブを使用していることから「眠らせる」のではなく「自然に眠る」ことにこだわって作られている睡眠サポートサプリのマインドガードDXというものを使い始めてからです。
薬品による急激な覚醒や睡眠の繰り返しから心身のバランスを崩すことなく、副作用のない快適な睡眠を実現することができるようになっていくことで病気の再発を防ぐことに役立つことが期待されます。
睡眠薬を飲むとなんだか翌朝に眠気や疲れが残っているからついついカフェインを摂ってしまい、そうすると具合がよくないというように副作用に困っているという方にはけっこうおすすめですよ。