現在は20人に1人が睡眠薬を飲んでいるといわれていますが最近ではたくさんの睡眠薬が出ていて、広い意味での睡眠薬の中には睡眠導入剤と睡眠薬があり、睡眠薬の中にも効くメカニズムによって5種類ほど種類があります。
今回は管理人が睡眠導入剤の副作用と睡眠導入剤と睡眠薬の違いについて解説していきたいと思います。
睡眠導入剤と睡眠薬の違い
結論から言ってしまうと、睡眠導入剤と睡眠薬の2つはほぼ同じものを指しています。広義での睡眠薬とは「眠らせる力を持つ薬全般」を指し狭義での睡眠薬とは「特に睡眠を持続させる力が強い薬」
それに対して睡眠導入剤は「特に寝つきを良くする力が強い薬」のみを指します。
一般的には寝つきがよくないがいったん寝てしまえば朝まで眠れる方には睡眠導入剤、寝つきは良い方だけれど夜中目が覚めたり朝早すぎる時間帯に目が覚めるなど中途覚醒や早朝覚醒の方には睡眠薬が処方されることが多いです。
睡眠導入剤は一般的に即効性がありすぐに眠くなる睡眠薬を指し超短時間型や短時間型と呼ばれる作用時間が短い睡眠薬で朝の眠気が残りにくいところが長所ですが急激に眠くなるので健忘の副作用が強く薬を飲んでから数十分後から寝付くまでの記憶がない方が多く寝付いた記憶がないばかりではなく記憶のないうちに話していたりメールをしていたり動き回って転倒していたりします。
睡眠薬は夜中に起きてしまうのを防ぐもので、作用時間の長い睡眠薬を指し中時間型や長時間型と呼ばれる睡眠薬です。こちらは朝起きた時に眠気・だるさ・頭痛・めまい・ふらつき・低血圧の副作用があり朝とても辛いことが多いです。
睡眠薬の中には効くメカニズムによっていくつかの種類があります。代表的なもので言うと、
- ベンゾジアゼピン系睡眠薬:ハルシオン、レンドルミン、ロヒプノール、ベンザリンなど
- 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬:アモバン、マイスリーなど
- メラトニン受容体作動薬:ロゼレムなど
- オレキシン受容体拮抗薬:ベルソムラなど
- バルビツール系睡眠薬:バルビタール、イソミタール、フェノバール、ラボナなど
メラトニン受容体作動薬であるロゼレムは内服後45分で血中濃度が最高になり1時間から血中濃度は下がる一方なので、睡眠導入剤に該当します。しかしロゼレムはメラトニン受容体に作用することで「睡眠・覚醒のリズムを調節する」働きがメインなので純粋な睡眠導入剤とはやや違う作用もありますので夜型を朝型に戻したい方なども使うことがあります。
オレキシン受容体拮抗薬のベルソムラは内服後1時間で血中濃度が最高になりそれが2時間続きます。服用後8時間から血中濃度が下がる一方なので作用時間が長くて中途覚醒や早朝覚醒しにくくなる睡眠導入剤といえますが、こちらは朝起きた時に眠気・だるさ・頭痛・めまい・ふらつき・低血圧の副作用があり朝とても辛いことが多いです。
他の睡眠導入剤だと
- ハルシオン
- マイスリー
- アモバン(ゾピクロン)
- レンドルミン
などは睡眠導入剤にあたり、お医者さんによっては
- フルニトラゼパム(サイレース・ロヒプノール)
- ベルソムラ
- ロゼレム
なども睡眠導入剤というくくりに入れることもあります。
一般的に睡眠導入剤には以下のような副作用があると言われています。
【睡眠導入剤の服用で報告されている副作用】
- 薬物依存
- 離脱症状
- 記憶があいまい、もうろう状態、夢遊状態
- 翌朝の眠気、頭が重い、頭痛、だるさ
- ふらつき、めまい感、倦怠感、脱力感
- 発疹、かゆみ
【睡眠導入剤の長期服用からの減薬または服用中止で報告されている副作用】
- けいれん発作
- 幻覚、妄想、せん妄
- 不眠
- 不安
- 振戦
- 耐性(長期連用で効き目が悪くなる)
睡眠薬や睡眠導入剤を使うにあたって
睡眠導入剤や睡眠薬には副作用が多いため、こういった睡眠に関する薬を使うのであれば「何週間もの間、本当にどうやっても眠気が来ずに、このままでは何日も連続で眠れないレベルの深刻な不眠症になってしまう」というくらいに「よほど切羽詰っている状況」の方以外は避けた方がよいのではないかと思います。
今回は睡眠導入剤の副作用についていろいろと解説してきましたが、こういった副作用などが心配という方には副作用の心配のないサプリメントがおすすめです。
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