あなたの周りに怒りっぽくてキレやすい人はいませんか?
または、あなた自身がキレやすいことを自覚していて悩んでいないでしょうか。
自分一人でキレているだけならまだしも、他人に対してキレると人間関係のトラブルを起こす引き金になります。
今回は管理人がキレやすい原因とキレやすいのを治す方法について解説していきたいと思います。
人はどうしてキレやすくなるのか
心理学では怒りは「第二感情」といわれています。
怒るより前に「感じたくない感情」が湧き上がって、その感情を受け入れるのがイヤなので無意識に「怒り」で覆い隠して元の状態を見ないようにしているのです。
- 今の状況を受け入れたくない・受け入れられない
- 内心焦っている
- 自分の気持ちに素直になれない
- 自分の本音を言えない
こうした時に「怒り」という感情が押し殺した感情の代わりに出てくるのです。
自分の状況を受け入れられない
自分と他人を比べたときに自分のほうが劣っているのが明らかだとしても、それが近い関係の人だったりすると簡単に認めたくないものです。
テレビの向こう側の人などのように遠い存在だったら、自分とは別次元の人だと諦めがつきますが、同級生などに差をつけられていると悔しいですよね。
頑張っているつもりなのに結果が伴わないし、周囲に差をつけられるばかりで今の自分の状況を受け入れたくない時などに怒りの感情が表に出てきやすくなります。
内心焦っている
やるべきことに集中できないけど、早く結果を出さないといけない状況だと時間に追われてだんだん焦ってきます。
焦りがひどくなってくると周囲のことが見えなくなってきて、怒るようなタイミングじゃないのにイライラが爆発して怒り散らすこともあります。
我に返ったときに自分の非を認めることはできても、キレた事実がなくなることはありません。
素直になれない
自分に素直になれない人はキレることで誤魔化そうとする傾向にあります。
自分が悪いのはわかっているけど、素直に非を認めるのは悔しい。そんな感情を持つことが多い人はキレやすいのです。
また、素直になれない人は間違いを指摘されるのを本気で嫌がります。問題点を指摘されたことを「非難された」とか「侮辱された」と捉えるので感情的になってブチ切れるのです。
結局素直になれないのは頑固者だということです。
キレやすくなる原因
キレやすい人の特徴としては怒りを自己表現方法として使って生きてきた人が多いです。
こどもの頃からキレやすくてよく喧嘩をしていた人や、こども時代に両親からキレられる事が多かった人もキレやすい大人になります。言葉や暴力で過去に抑圧されていた方もそうなりやすいです。
こども時代の抑圧から解放された時に感情が爆発する
小さい時から身近な大人がすぐに怒る人だと、自分自身はそうなりたくないと思っていても人格に悪影響を受けて本人も気づいた時には同じようにキレやすい人になりがちです。
言葉や暴力などで過去に抑圧されていた方は、その抑圧がなくなった時に自分を抑える存在がなくり、自分では感情をコントロールできなくなることがあります。
相手に甘えているだけの場合も
誰にでもキレたくなる時はありますが、とくに両親・兄弟・友人・恋人・夫婦など親しい間柄にだけキレやすい場合は相手に甘えているのが原因といえるでしょう。
親しい間柄であるほど自分の気持ちや感情をそのまま表現していきたいくなります。
喜びや悲しみもダイレクトに伝えたくなりますし、それは良いのですが相手に甘えていると怒りも包み隠さず表現してしまうのです。
普通の人は親しくてもキレる人だと近くにいるだけで嫌な気持ちになります。
疲労やストレスが神経を乱している
こども時代は普通だったしトラウマになるような経験もないけど…という方は、現在の生活が原因でキレやすくなってしまった可能性もあります。
脳内ホルモンのセロトニンという神経伝達物質が足りない人はキレやすくなる原因の一つだということで問題視されています。
- 夜型の生活
- 運動不足
- 睡眠不足
- 睡眠の質の低下
- パソコンやスマホをみる時間が長い
現代人はとくにこれらに当てはまる生活をしている人が多く、職業病ともいえるレベルに達しつつあります。
キレやすいのを治す方法
根本的にキレやすいのを治していくためには怒っている本人が「自分の本当の感情」に気づくこと大切です。
怒る前に冷静に感情を判断する習慣をつける
怒りに振り回されないためには、まず怒りの原因となった「第一の感情」である自分の本当の感情を怒り散らす前にその場で受け入れる習慣をつけるのです。
- 思い通りにならない
- うまくいかない
- 理想の自分と現実が違う
- 寂しい
- 悲しい
- 苦しい
- 辛い
- 信用してほしい
- 愛して欲しい
実はこのような具体的な感情を持っていたはずなのに、それを隠すようにキレて怒ることで感情を押し殺すのは辞めましょう。
いずれもネガティブな感情なので受け入れるのは大変ですが、意識して怒りで心の弱さを覆い隠さないようにします。
これらの感情を自覚するには過去や現在の状況を細かく思い出して、怒りを感じた時に自分はどんな感情を感じていたのか本当の気持ちを追体験して認識します。
嫌なことを思いだして自己嫌悪や罪悪感を感じるのは辛いですがキレにくくするという効果は確かにあります。
反省した時に次は冷静になると誓う
怒りを抑えられない人は怒ったこと後から自己嫌悪して後悔したり反省しています。
自分が怒っている時は頭に血が上っている状態で自覚できていないのですが頭にのぼった血が降りてくると我に返るのです。
なので一度「あ、またやっちまった…」と感じた時に次は絶対頭に血がのぼっても冷静になるぞと心から誓ってみましょう。
そうすると何かのきっかけで怒りの感情が起きた時に「あっキレそう」「やばいイライラしてきた」とキレる前の時点で自覚して第一感情を受け入れられるようになります。
血の気が引いたら自然と冷静になれるので、その事柄に対してキレる必要すらなくなります。
運動してみる
運動はイライラやストレスを溜めないためにも重要な要素です。
ちょっと運動不足かも…と自覚がある人は意識して外にでて運動をする習慣をつけるのが理想です。
ジムなどに行く必要まではないので、散歩したりウィンドウショッピングをするだけでも十分です。
引きこもってじっとしているよりも身体を動かしたほうが日頃のストレスを発散できるので、キレる原因を解消できます。
ストレスを軽減できるサプリを飲む
ストレスを軽減して睡眠の質を高めてくれるサプリメントを飲んでみるのも有効な手段です。
GABAなどの成分はストレス軽減に対する効果があると科学的に認められていて、働く社会人の必須成分と言われることもあります。
普段の食生活から毎日そういった成分を取り入れるのは難しいので、毎日飲めるサプリメントから補給してみるのが一番です。
口に入れるものなので、安全性と効果を重視していきたいところです。製造にあたって医師・薬剤師が監修をしている「Dr’sラフマ葉GABA」というサプリなどはイライラを鎮めて睡眠の質まで高めてくれるのでキレやすい人にもおすすめです。
まとめ
今回はキレやすい原因とキレやすさを改善していくための方法についてまとめてきました。
- 子ども時代の経験がキレやすい自分を作っている
- 相手に甘えているだけの場合もある
- 仕事などによる度重なるストレスや疲労も原因に
感情のコントロールは難しいことなので、誰でもすんなり実践できることではありません。
また、自分ではなく身近な人がキレやすいという場合は、こちらの意思で「キレないようにして」と頼んでも聞いてくれる確率は低いと思います。
自分でも身近な人でも冷静になってすぐにキレないようにしていくにはセロトニンの分泌量を増やすことを重視するのが再現率も高くておすすめです。