アルコール依存症のような形で毎晩のお酒を飲んでいるという人も多いと思います。
私の父も完全なアルコール依存症で毎晩欠かさず晩酌をしています。
酒癖も悪く寝坊することも多いので、その理由を恐る恐る聞いてみるとお酒を飲まないと眠れないんだ!と答えが返ってきました。
最初にそれを聞いた時「え、それってお酒の力を借りないと眠れないってこと…それってアルコール依存症というよりも不眠症なんじゃ…?」と感じてしまいました。
お酒は少量飲んで楽しむくらいなら良いと思いますが、寝るためにお酒をガブ飲みするのは間違いなく健康にとっても悪いことです。
このまま放置して病気になってほしくないのでお酒を飲まないと眠れない状態の危険性について細かく父に教え、できるだけスムーズにお酒なしで眠れるようになるアドバイスをしました。
寝酒と晩酌は全くの別物
まずお酒がないと眠れないというのは幻想…というか思い込みに近いものがあります。
お酒がなくなって眠ることはできるのに、「お酒がないと眠れない気持ちになっている」という状態ですね。
実際に寝酒を毎日続けている本人としては「晩酌をしているだけだ」などといろいろな言い訳をしたくなります。
本当にただ晩酌をしているだけなら睡眠の3時間以上前にお酒を飲むのをやめていなけばいけません。
お酒に酔って気持ちよくなったまま眠りにつくのは晩酌ではなく寝酒なのです。
晩酌はそこまで悪いものではないですし、適度な量であればカラダに良いと言われることもあります。ただ寝酒は頻度などに関係なく体に悪いことなのですぐに辞めるべき問題です。
寝酒はなぜ悪い?危険性について
もしこの記事を読んでいる本人が寝酒を習慣化しているのであれば、なぜ寝酒を辞めるべきなのか素直に受け止めて少しずつでも改善していくべきです。
また、もしご家族が寝酒をする方なら、ここから紹介する寝酒の危険性をそのまま本人に伝えてあげましょう。
おそらくお酒を毎日飲んでいる人のお酒への執着はかなり強く頑固な可能性が高いので大変だと思いますが、うまく伝われば改善できるかもしれません。
寝付きがよくなっても睡眠の質は悪化している
アルコールを摂取すると酔いの影響で眠くなるので寝つきは確かに良くなります。
寝つきが良いとすぐに眠れるからお酒が眠りを助けてくれると感じるかもしれません。
しかし、実際はお酒を飲んでから寝ると睡眠の質を悪くなるため深い眠りにつけなくなります。
眠りにつくまでのスピードだけ早くなっても起きたときに疲れが取れていなかったり、夜中に目覚めてしまっては意味がありません。
夜中に起きてまた寝酒をすると飲酒運転の危険性がある
往生際の悪い人は夜中に酔いが覚めて目覚めてからたとえ夜中の3時とか4時でもさらにお酒を飲んでもう一度寝る…という方もいます。
普通に平日で仕事がある場合はそれでも朝7時くらいに起きて何事もなかったかのように仕事に向かうと思います。
電車など交通機関を使う人ならまだ良いですが、もし2度目の寝酒から翌朝すぐに運転して会社に向かう人は飲酒運転になる可能性があるので本当に危険です。
アルコールが完全に抜けるまでは3~4時間はかかるので夜中に寝酒をしてから朝運転するとお酒が体に残っている可能性があるからです。
もしこれで事故ったり、警察に捕まったりしたらご家族も含めて平穏な日常は一気になくなります。
睡眠障害になる
お酒を飲んでいないときは静かに寝れる人でもお酒を飲んでから寝ると急にいびきや歯ぎしりをし始める人もいると思います。
これについてはアルコールが体のあちこちの筋肉をゆるめるために、無意識のうちに発生する症状でもあります。
周囲の人に迷惑をかけるだけでなく本人も睡眠時無呼吸症候群などの症状が悪化してしまう可能性があるのでこれも注意していかねばなりません。
アルコール依存症のリスクが更に高まる
おそらく毎日寝酒をしないと寝れないと思っている人はすでにアルコール依存症である可能性も高いです。
ただ、まだその粋に達していない人でもこのままだと完全にアルコール依存症になるリスクが高くなります。
アルコール依存症は精神の病気でもあるので、改善するのはとても大変ですし時間もお金もかかります。
また、一番怖いのはアルコール依存症の影響で体を悪くしてさらに別の病気になる危険性が高まるところです。
寝酒を続ける事による病気のリスク
結局は仕事などでストレスが多いからお酒に走るようになって寝酒習慣がついている人が多いです。
確かにお酒を飲むということは気分を緩めてストレスを解消する作用はあるので理に適っているようにも思得るかもしれません。
寝酒からアルコール依存症になったとすると以下のような病気の可能性も日に日に増してきます。
- 肝臓に脂肪が異常に溜まる脂肪肝
- アルコール性肝炎
- 肝硬変
- 糖尿病
- 高血圧
- 動脈硬化
これらは一度かかってしまうと治療が完治は難しかったり、その後ずっと薬を飲み続けないといけなくなることもあります。
持病を抱えるのは本当に辛いですし、健康であることがどれだけ大事なことだったか後から気づいても時すでに遅しなのです。
寝酒を改善させるための3ステップ
ではここからはどうすれば「お酒がなくても眠れる」ということに気づいて、寝酒を辞める事ができるようになるか解説していきます。
お酒を飲んでいい時間を逆算して決める
本当にお酒が好きな人からお酒を完全に奪い取るのはあまりにも残酷ですし、それだとストレス発散の場所がなくなってしまいます。
なので、寝る時間が夜の24時だとするなら、お酒が抜けるまでの時間を逆算して20時までは飲んでも良いとルールを決めるのが良いです。
帰ってくるのが19時だったら1時間くらいしかお酒を楽しめないですが、全く飲めないよりはずっと良いですよね。
最初は辛いかもしれませんが、固くルールを決めて絶対に守るように心がければ意思が弱い人でも守れるはずです。
次の日が休日のときだけお酒をリミットを開放する
毎日寝酒をするのは本当に良くないですが、次の日が休日で遅くまで寝ていても問題がない日だったらお酒を飲んでも良い時間を少し伸ばしてリミットを開放します。
睡眠のためにはお酒を飲んだまま寝るのはよくないので、寝るまでに時間の間隔をあけるのは一緒ですが、寝る時間を夜の2時などにしておけば22時まで飲めますよね。
おすすめは金曜夜だけルールを緩めにして、土曜日はゆっくり眠るようにすることです。平日仕事で休日が普通に休みの人ならそうすることで1週間のストレスを軽減できます。
睡眠サプリを使ってみる
本気でお酒がないと寝れないのが心配な方は、睡眠サプリを飲んでお酒がなくても寝れることを身をもって体験してみるのが理想です。
睡眠薬を飲むのとは違い、体に優しくて負担もないですし健康にとってもメリットがある植物由来の成分やアミノ酸などが含まれるので翌朝も快適に目覚めることができます。
睡眠サプリにはストレスを軽減する成分がたくさん入っているので、日中にイライラする事が多くても、穏やかな気持ちで朝まで眠れるようになります。
- トリプトファン
- テアニン
- レスベラトロール
- クワンソウ
- モリンダ・シトリフォリア
これらの成分はストレスによって受ける体や心のダメージを軽減したり、眠りの質を高めてくれる有効成分の一例です。
当サイトでは睡眠をサポートしてくれるサプリメントを徹底的に比較・検証していますので、以下記事よりどんなサプリが人気で効果的なのかチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
お酒を飲まないと眠れないと感じている人は一種の暗示にかかっているような状態なので、それが間違いだったと気づけたら自然と寝酒を辞めることはできるようになります。
寝る前にお酒を飲む生活を続けるのは間違いなく本人の健康にとってマイナスになることなので、早く気づいて改善していくに越したことはありません。
早く改善させたい方はドリンクタイプの休息ハーブ飲料などもあるので、お酒ではなくハーブ飲料を飲んで寝るのもおすすめです。
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