早朝に目が覚めてまだ眠いのにもう眠れない早朝覚醒の改善方法

朝自然に目が覚めてしまうのが早すぎて、まだ眠いのに眠れないから困るということはありませんか?
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今回は早朝覚醒原因と悩みを改善するための効果的な対策についてまとめていきたいと思います。

早朝覚醒に悩む人は寝付けない人と同じくらい多い

睡眠に関するある機関の調査によると約10%の人が早朝覚醒に悩まされているという調査結果が出ています。

かなり多くの人が「朝目が覚めるのが早すぎてまだ眠いのに眠れないし、かといって本を読もうとしても仕事をしようとしてもぼーっとしてしまって何もできなくて余計に辛い」と朝早くに目が覚めることを不満に感じていると言えます。

「もっと眠っていたいのに朝早くに目が覚めて困る」という早朝覚醒は不眠症の一種です。

起きる予定の時刻よりも何時間も早く目が覚めて、まだ眠りたいと思ってもそれ以降は寝つけなくなってしまうことがよくあるのならば、それは不眠症ですが、早朝覚醒の場合は睡眠薬の使用はおすすめできません。

なぜならもともと眠れてはいるのに睡眠薬を飲むと薬が効きすぎてしまい翌朝の眠気やだるさの原因になってしまうからです。ではどうしたらよいのでしょうか。解説していきたいと思います。

加齢にともなう睡眠のリズムの変化

仮に朝早く目が覚めてしまっても、疲れが取れていて身体が軽くてそのことに苦痛を感じていないなら不眠症ではありません。

しかし疲れが取れ切っていないのに目が覚めていたり朝から眠かったりまだ寝たいと感じるのに眠れなったり日中に強い眠気に襲われたり、日常生活に支障をきたすようならそれは不眠症です。

不眠症の中でも中年の方や高齢の方によく見られるのが「早朝覚醒」と呼ばれているこの症状です。特に朝とても早く目が覚める日が週2日以上あってそれが1か月以上続いているなら、早朝覚醒に該当する可能性が非常に高いでしょう。

睡眠が浅くなる原因はたくさんありますが早朝覚醒に一番大きく関係しているのは年齢による影響です。30代から徐々に眠りが浅くなり始め40~50代になると眠りが浅くなってしまうことが明らかになっています。

年齢を重ねるにつれて人間の眠りは浅くなっていき50代になると深い睡眠がほとんど現れなくなります。

もともと睡眠の深さには約90分ごとの波があって浅くなるタイミングでは目が覚めやすいのですが、加齢の影響で深い睡眠がとれなくなると眠っているあいだに目を覚ます確率が高くなり早朝覚醒を起こしやすくなります

なぜ眠いのにもう一度眠れないのか

では朝早くに目が覚める原因が加齢によって眠りが浅くなったことだとしても、眠いのにもう一度眠ることができない原因は何なのでしょうか。

眠りが浅いだけならもし起きてしまっても再び眠りにつくのは難しくないはずですよね。

その答えは体内時計の周期にあります。体内時計は人が規則正しく生活することで作られる覚醒と睡眠のリズムのことですが、その周期が加齢に伴って短くなっていくことがわかっています。

若い頃はその周期が24時間よりも長いのでリズムが後ろに後ろに行って夜更かししやすいリズムになっているのですが、中年になって体内時計の周期が24時間よりも短くなれば、逆に朝早い時間に自然と目が覚めるようになるということです。

身体の覚醒のリズムが来るタイミングが早朝になってしまったということから早朝覚醒するので、もう一度寝ようと思っても再入眠できないのは諦めるしかないくらい仕方ないことです。

ちなみに加齢以外で早朝覚醒する方は大きなストレスが原因です。大きなストレスを抱えている方は、眠っている間の体温が高いことにより睡眠が浅く睡眠の質が悪いことがわかっています。

睡眠中を体温を下げて脳や身体を休ませて回復させるのが普通ですが大きなストレスを抱えていると体温を下げる機能がうまく働かなくなってしまう影響で、深い睡眠がとれなくなってしまうのです。

早朝覚醒が仕方ないならどうすればよいの?

早朝覚醒が続くと中途覚醒・入眠障害などの症状も併発しやすく放っておくと睡眠のリズムが崩れ、体内時計が崩れて疲労が回復しにくくなり、日常生活にも支障をきたすようになっていきます。

さきほども述べたように睡眠時間が短くなっても熟睡ができており、とくにストレスを感じない場合は不眠症・睡眠障害とは判断されませんので、早朝に目が覚めてしまうことは加齢による自然の摂理だと諦めて、早朝覚醒自体を気にするよりも早朝に起きてもすっきり目覚められるくらい睡眠の質をあげればよいのです。

人間の眠りの深さには程度があります。眠り始めの3時間に深い睡眠が出現して脳と身体の疲れを大幅に回復してくれますので、ここの3時間の眠りの質をいかに上げるかが早朝に起きて辛いかスッキリ目覚められるかの違いになってきます。

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