睡眠が免疫力をアップさせる仕組み

風邪をひくと家事や仕事に遅れが出るのでホントにイヤですよね。
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今回は管理人が睡眠免疫力をアップさせる仕組みについて解説していきたいと思います。

風邪をひかない時はどういう状態なのか

その辺の空気中には有害な細菌やウイルスがウヨウヨしています。

それでも健康を保っていられるのは免疫システムのおかげなのですが、睡眠はその免疫力をアップさせるといいます。

つまり質のよい睡眠を摂ることができれば細菌やウイルスが体内に侵入するのを防いだり、侵入してきたとしてもすぐにそれを攻撃して死滅させて体外に排出する免疫システムを働かせることができるのです。

その免疫システムを担うのが身体の血液中の白血球です。

白血球にも種類があり簡単に言うとマクロファージ・顆粒球・リンパ球に大きく分類されます。

マクロファージは異物が侵入するとその場に急行し異物を食べて分解します。平成生まれの方には通じないかもしれませんが「パックマン」のようなイメージでマクロファージは異物をパクパクと食べてくれます

顆粒球は比較的大きい異物を丸飲みするのが得意で、リンパ球はそれより小さい異物をとらえるのが得意です。リンパ球はふだんリンパ節で眠っているので出動まで時間がかかりますが、それに比べて顆粒球は出動が早いです。

ケガをしてできる黄色い膿や風邪をひいたときに出る黄色やちょっと緑色っぽい痰や鼻水は、異物を分解した、これら白血球たちの死骸なのです。

リンパ球は一度やっつけた敵を「抗原」として記憶します。そのため2度目以降の侵入のときは素早く攻撃態勢に入ることができて、菌は入ってきても発症せずに済みます。

この免疫システムがいつもしっかり機能していればいいのですが、現代の日本人は忙しすぎるため寝不足で免疫力が低下してしまうことも珍しくありません。ではどうしたら免疫力がアップするような睡眠ができるのでしょうか。

睡眠が免疫力を上げる仕組み

寝ている間に分泌される成長ホルモンには細胞の修復・再生をする働きがあるため、体を修復し、体力を回復させることで、病原体(菌やウイルス)や病気への抵抗力・免疫力を高める働きがあります。

また、成長ホルモンの分泌が盛んな睡眠中には睡眠ホルモンのメラトニンも分泌されており、メラトニンの抗酸化作用と免疫細胞であるNK細胞の活性作用などにより、質のよい睡眠免疫力をアップさせることができます。

たとえば寝不足したりストレスを感じたり緊張したりすると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ白血球の中の顆粒球やリンパ球のバランスが崩れます。

健康な人の白血球はマクロファージ5%・顆粒球55%・リンパ球40%ほどですが、ストレスで交感神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になりすぎるとリンパ球が増えてしまいます。

こうなると、どっちにしても免疫が上手く機能しなくなりあまり身体によくありません。

人は農業が始まる前の原始時代なんかには草原を駆け回って動物を仕留めて食べていたため昼間は命にかかわるような怪我をする確率も高かったため昼間は素早く細菌やウイルスを食べてくれる顆粒球の出番が多いわけです。

そのため昼間は交感神経優位で顆粒球が増えるような身体の仕組みになりました。

一方日没後は暗いため狩りなどはせずほとんど外で活動しないので、食事でとった栄養を吸収しやすくなるよう胃腸の働きを促進してくつろいだ気分になる副交感神経優位に自然と切り替わる身体の仕組みになりました。

このときはケガに備えるよりも食べ物と一緒に入ってくる細菌やウイルスを退治する方が問題なので、夜はウイルスに強いリンパ球が増えるような身体の仕組みに本来ならばなっています。

自律神経のバランスが乱れがちな現代の日本人

問題は現代の日本人の生活が交感神経優位になりがちだということです。原始時代は火の灯り、昭和初期までは電球の灯りなど白くない明るくない光で夜を過ごしていたのに昭和後期に入って夜になっても明るい光で過ごすようになりました。

平成に入るとその傾向はさらに増しより明るい白い灯りで夜を過ごしたり、テレビや携帯やスマホやタブレットやPCなど明るい白い光を発する電化製品の夜の使用も増えました。街も明るいしコンビニなんてまぶしいくらいです。

たとえば夜遅くまで煌々と明るい白い電気をつけて目が刺激を受け続けるのは、夜も常に脳が興奮状態になるということです。交感神経優位の状態が長すぎて、夜も副交感神経に切り替わるのが遅いため顆粒球が増えてしまうのです。

増えすぎた顆粒球は自分の身体のなんともない細胞を攻撃して炎症を起こしたり組織破壊を起こします。また顆粒球は死ぬ時に有害な活性酸素を出すため様々な病気が引き起こされてしまうというわけです。

それでは副交感神経が優位なら安心かというと、リンパ球が増えすぎてアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患になりやすくなる他、血管が開きすぎて低体温になったり低血圧になったりするといいます。

いちばん望ましいのは顆粒球もリンパ球も増えすぎず自律神経のバランスのとれた生活を送ることです。昼間は明るいところで精力的に活動して夜は暖色の電球色の明るくない電気の下で過ごすと睡眠の質が上がり免疫力が上がります。

しかし睡眠に必要な栄養や成長ホルモンの材料がないと、いくら質のよい睡眠を摂ってもこれらの効果はあまり期待できません。おすすめの休息サプリメントはこちらです。

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