蛍光灯が日本で販売されたのは昭和初期である1940年代のことで、1960年代に皆揃って白熱電球から蛍光灯へと家の電気を替えていき、1978年頃にはほとんどの過程で蛍光灯が使われるようになりました。
日本の蛍光灯の普及率と日本人の不眠症の人数の推移には実は相関関係があり、蛍光灯が普及してからというもの不眠症の人数は増加傾向にあります。
電気のない発展途上国にはほとんど不眠症という病気が存在せず、先進国、特に日本人に睡眠障害の方が多いのは日本で広く利用されている蛍光灯に不眠症の原因があると言われています。
今回は蛍光灯がどうして不眠症の原因になるのかを解説していきたいと思います。
蛍光灯が不眠症の原因となるメカニズム
動物の目が夜に強い光を浴びてしまうと睡眠のために必要な睡眠ホルモンが減ってしまいます。日本人は便利なものが大好きなので電気代の安さや効率の良さから蛍光灯を選びがちですが、夜には光が強すぎる場合があるのです。
蛍光灯を使うことで不眠症などの睡眠障害に繋がる可能性があるため夜は間接照明で過ごすことをおすすめします。夕飯が終わったら蛍光灯を切って、間接照明に切り換えるようなイメージです。これだけでかなり不眠が改善されるでしょう。
間接照明を新たに買うことや物が増えることに抵抗がある方は、光の強さを調節することができる調光機能付きの蛍光灯を買うか後付けで光を調節する機械も売られていますのでどちらかをおすすめします。
蛍光灯よりも電球タイプのほうが、調光機能がついている製品が多いので参考にしてみてください。居間の照明は調光機能が付いたものに変えるか間接照明だけにするか、その2つをを上手く組み合わせるとよいでしょう。
蛍光灯と同じメカニズムで不眠症の原因となるもの
不眠症の原因となる光は蛍光灯だけでなく、テレビやパソコンやスマホなどの強い光も蛍光灯と同じメカニズムで不眠症の原因となります。電子機器の画面やLEDの青い光が睡眠ホルモンのメラトニンを減らしてしまうと言われています。
寝る時間が近くなるにつれ照明を暗くすることと、テレビやパソコンやスマホなどの画面を見ないことが快眠にとってとても重要です。どうしても画面を見なくてはならない時は明るさを一番暗く調節すると少しはよいでしょう。
実は豆電球のつけっぱなしも睡眠を妨げることが分かっている
あなたとあなたの家族は夜寝る時どのくらい暗くして寝ていますか?睡眠障害と部屋の明るさの相関性が最近の調査や研究から明らかになっています。
豆電球くらいのわずかな明かりだったら睡眠にとって問題ないと思っている方が多いと思いますが、わずかな光でも脳への影響がしっかりと確認されています。
光があるとメラトニンという睡眠に大きく関わるホルモンが減ってしまうのが原因で、生き物はみんな光がある所では脳は十分休ませられないようにできているのです。
豆電球をつけっぱなしにしている方で「眠りが浅い」「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」という方がいらっしゃれば、もしかしたらそれは豆電球が原因かもしれません。
子供が真っ暗だと寝ない場合はホタルックのようなしばらく明るい電球や、タイマー付の照明器具をつけて寝かせるのも手かもしれませんね。
蛍光灯の有無に左右されずに快適な睡眠を実現できる睡眠サポートサプリとは?