朝の過ごし方が睡眠の質に対して影響を与えているということを知っていましたでしょうか。
どっちかと言えば夜の過ごし方の方が睡眠に関係してきそうですが、朝どう過ごすか?ということがその日の夜から次の日の朝にかけての睡眠に大きく関係してくると言われています。
朝のリセットが睡眠の質を左右する
睡眠の質がよくないと普段から感じている人も多いと思いますが、何が原因で睡眠の質が悪くなっているかまで知ってきっちり対策をしている人はほとんどいません。
実際のところ睡眠の質を左右するような習慣や環境はたくさんあるので、どれか一つを改善していくだけでもスムーズに寝つけて朝はスッキリ起きれるようになることもあります。
快適な睡眠を手に入れるには「朝リセット」を行うかどうかが決め手になると言ってもいいくらいに重要です。
毎朝同じ時間に起きる
寝る時間が何時だとしてもできるだけ朝に起きる時間は同じ時間に決めることで睡眠の質が高くなります。
忙しい日で帰りが遅くなってしまったりすると寝る時間も必然的に遅くなるので朝起きる時間がずれ込んでしまう事があると思いますが、そこはちょっと無理してでもいつもと同じ時間に起きるようにした方がいいのです。
というのも毎朝同じ時間に起きることが体内時計のリズムを整えやすい状態を作ってくれるからです。
何時に設定するかは自分の好きな時間や都合のいい時間でも問題ないので、7時にするなら毎日7時。8時なら8時と決めて起きるようにすれば自然と睡眠の質がよくなっていきます。
カーテンを開けて朝日を浴びる
朝に起きたらまず最初にカーテンを開けて朝日をしっかり浴びるようにしましょう。アラームが鳴ってパッと目が冷めてなかなか布団から出られない人は意識があるうちにカーテンを開けてしまえば自然と体内時計をリセットすることができます。
ベッドルームに日があまり入らない場合はだるくても起き上がって家の中でも特に日当たりが良い部屋で朝日を浴びるようにするだけでも大丈夫です。
よく朝に外に出て太陽の光を直接浴びるといいという話は出ていますが、外まで出なくても窓から入ってくる光を浴びるだけでも十分です。
朝食は必ず毎朝食べる
朝は時間がないから朝食は食べないと決めている人も多いですし、朝まで食べたら太るから・・・といったダイエット目的で朝食を抜いている人もたくさんいます。
ただ良質な睡眠を確保するためには毎朝必ず朝食を食べるようにした方がいいです。
「え〜、毎朝朝ごはんを食べるなんて無理・・・・ただでさえ時間ないのに。。」という声も聞こえてきそうですが、そんなに気負う必要もありません。
朝に食べるのがキツイと感じる人はゆで卵とかバナナなどを1個食べるくらいでも十分です。果物なんかを食べるだけでも良いので、昼食とか夕食みたいにしっかりとした食事をとらないといけないわけではありません。
朝食についてもメニューや量がどうというよりは、決まった時間に何かを食べることが重要です。起きてすぐに食べだすのではなく、起きて水などを飲んで少し体を動かしてから飲むようにすると胃腸も目覚めて消化は早くなります。
朝食を決まった時間に食べることを習慣づけることによって更に体内時計を整えることができるようになります。1回食べるだけではなく習慣づけが重要です。
朝食は「何を」よりも「いつ」が大事
朝食を用意するのが面倒だったりメニューを考えるのが大変だから朝食は抜きたいという人もいますが、重要なのは「何を」食べるかよりも「いつ」食べるかということです。
あくまでも目覚めのスイッチを入れるためにはメニューや量はあまり関係ありません。毎朝同じ時間に起きることが体内時計のために重要なのと同じで毎日同じ時間に食べるという行動が大事なんです。
栄養的には質のいいタンパク質と適度な糖質があればその日に必要なエネルギーを補給することができるので、バナナやゆで卵1つだけでもOKとなります。
まとめ
今回は質の良い睡眠をとって朝から快適に過ごせるようになるために重要となる要素を3つお伝えしてきました。
- 毎朝同じ時間に起きる
- 朝起きたらカーテンを開けて陽の光を浴びる
- 毎朝朝食は適度に食べる
まとめるとこのようになります。
とくにこれといって難しいものはないと思いますので、意識をちょっと変えればだれでも実践できるレベルの内容となっています。
1回や2回やってみてもそこまで大きな変化は感じられないかもしれませんが、1週間くらい続けてみると少しずつ日中の体調がよくなってきて睡眠の状況も改善されてくるはずです。