季節の変わり目など不眠症状が出やすくなるそうですが、寝れない時にホットミルクを飲むと安眠できるとよく聞きますよね。
ホットミルクだったら冷蔵庫に入っている牛乳を温めるだけで作れるのですぐにサッと飲めるのでいいですよね。
↑時間がない方はこちらをクリック
不眠症にホットミルクが良い理由
寝る前に温めたミルクを飲むとよく寝れると昔から言いますが、果たして本当なのでしょうか。
牛乳にはビタミンBが豊富
牛乳と言うとカルシウムのイメージが強いと思いますが、牛乳にはカルシウム以外にもタンパク質・ナトリウム・カリウム・ビタミンBなどの栄養分が含まれています。
タンパク質はいろいろな細胞の修復や生産に必要となる重要な成分ですし、ビタミンBは脳や神経に働きかける重要な役割を持っています。
薬めまいや自律神経系の不調を訴えると病院で処方される薬もビタミンBを含んだものが使用されるほど神経症状にビタミンBは効果的なのです。
不眠を引き起こす大きな原因の1つとして自律神経の乱れなどがあるため、寝る前にビタミンBが含まれたホットミルクを飲むことで寝やすくなるというのも全く関係のない話ではないのです。
ホットミルクは温めることで効果が増す?
牛乳がビタミンBを含んでいていることで寝付きを良くしてくれるならわざわざ暖めなくてもそのまま飲んだら良いんじゃない?と思いますよね。
結論から言うと栄養素的にはレンジで温めてから飲んでも冷たいまま飲んでもそれほど含まれる栄養素に変化は起きません。
しかし寝る前の身体に冷蔵庫でキンキンに冷えた牛乳を飲んでしまうと消化管などに刺激となりお腹がゴロゴロしたり寝にくくなることも考えられます。
ホットミルクには安眠成分が含まれている
実はホットミルクにはビタミンB以外にも質の良い睡眠に欠かせないトリプトファンというアミノ酸も含まれています。
牛乳に含まれるタンパク質には人体内で作ることが出来ない8つのアミノ酸が含まれており、その1つがトリプトファンです。
トリプトファンは質のいい睡眠を促すセロトニンという安眠成分に変化して、更に体内で睡眠で重要な役目を果たすメラトニンという成分に変化します。
寝る前にホットミルクを飲むことでこのトリプトファンが摂取できるので結果的に寝ている最中に睡眠に必要なセロトニンなどの栄養素が十分に補給できるようになるのです。
ホットミルクには生体調節機能がある!
実は一部で研究発表などが行われてるのですが牛乳には整体調節機能物質が含まれていると言われています、その一部を簡単に紹介します。
牛乳には感染を防止する機能がある
ホットミルクの中には病原体から体を守るのに活躍するラクトフェリンというタンパク質などが含まれています。
このラクトフェリンなどは身体の免疫力を高めて最近などの増殖を抑える事が知られています。
免疫力の低下は睡眠とも関わってくるので毎日寝る前の1杯のホットミルクで手軽にケアできるなら始めてみようかなという気にもなりますね。
血圧の調節機能があるってホント?
牛乳の生体調節機能の1つに血圧の調節機能があると言われています。
血圧が高い状態や低すぎる状態が続くととても安眠どころではありませんよね。
ホットミルクには日中とり過ぎた塩分などを上手に調節する効果があるため、塩分のとり過ぎで血圧が高め…という方にはピッタリなんです。
他にもホットミルクに含まれるタンパク質には血管を柔らかく弾力性を持った状態にする効果もあるので年齢的にも血管の状態や血圧の変化が気になり始めた方に最適な飲み物と言えます。
安眠に直結!鎮静作用があるってホント?
イライラしやすい人はカルシウムが足りていないから牛乳を飲め!とよく言う人がいますが牛乳で得られる鎮静作用は牛乳に含まれるタンパク質が重要なんです。
先程も少し紹介したホットミルクに含まれているトリプトファンというタンパク質が実は弱い催眠作用があり、結果的にイライラなどの乱れた精神状態を鎮静させる効果がると言われています。
その為不安感が強くて寝付きにくい方や、ストレスによりイライラしがちな時にホットミルクとして飲むことで心を落ち着かせて安眠しやすい状態にしてくれるのです。
ホットミルクの美味しい作り方
ホットミルクと言ってもただレンジで温めて終わり、という人から手間ひまかけて作る人まで色々な作り方があると思います。
私がおすすめなホットミルクのレシピを掲載しておきますので、ホットミルクでの不眠対策を始めたいという方は参考にしてください。
- マグカップに牛乳を入れる(量は1杯分)
- レンジで1分30秒温める(温めが好きなら1分)
- 温めたカップに黒糖を小さじ1杯入れ、かき混ぜる
- 最後に好みでシナモンなどふりかけて完成
牛乳と黒糖の甘みが優しくて疲れた身体を癒やしてくれるホットミルクです。
黒糖が苦手な方は代わりにハチミツなどを混ぜても美味しく出来上がります。
ホットミルクで不眠対策はできるのか
結論から言うとホットミルクだけで不眠状態を改善できるのは不眠とも言えないほどの軽度の睡眠不足の方だけでしょう。
そもそもホットミルクに含まれているトリプトファンの量は100gあたりたったの40mg程度だと言われています。
不眠の改善のために必要になるトリプトファンの量が500mg程度なので必要量の1/10にも満たない事がわかりますよね。
なのでホットミルクで期待できる不眠への効果があまり高くないことがわかります。
不眠として症状を実感している場合はホットミルクだけでなく、他の睡眠の質を上げる飲み物などの活用も必要になるというのが正直なところだと思います。
睡眠の質を上げる飲み物とは
ホットミルク以外にも睡眠の質を上げてくれる効果的な飲み物として睡眠サプリのマインドガードDXがあります。
ホットミルクのようにどこでも変えるものではないのですがオーガニック成分だけで出来ていて睡眠に効果的な成分が必要な量だけしっかり入っているのが特徴的です。
マインドガードDXな場合は入眠障害や中途覚醒でなかなかしっかり寝れずに困っている方でもしっかりと効果を実感しやすいので一歩踏み込んだ不眠対策におすすめです。
私自身も時々寝れない事があり試しに買ってみたところ飲んで初日から中途覚醒がなくなりぐっすり寝れたので軽度の不眠方だと効果の実感も早いと思います。
不眠とホットミルクまとめ
不眠はホットミルクと言われていますが、正直なところ不眠になってからホットミルクを始めても大した効果は得られないというのが正しいでしょう。
ホットミルクに含まれている安眠成分は非常に少量なので、不眠にならないよう日頃から予防的にホットミルクを飲むという方が使い方的には合っているのだと思います。
逆に不眠症状に悩まされている方の場合はホットミルクを延々と続けるよりも安眠成分などが豊富に含まれているマインドガードDXのような不眠に特化したドリンクのほうがおすすめです。
マインドガードDXだと不眠だけじゃなくイライラやストレスによる負担などの軽減効果もあるので睡眠の質だけでなくQOL【クオリティーオブライフ)の向上にもつながると思います。