さまざまな理由から子供の不眠症が増えています。と同時に子供の不眠症で悩む親御さんも増えています。
子供の不眠症は大人の不眠症と基本的には同じ原因でなりますが、子供特有の原因などもあります。今回は子供特有の不眠症の原因も含めて睡眠薬を使わないで子供の不眠症を改善する10の方法を解説します。
どうして子供の不眠症が増えているのか
子供に特徴的な不眠の原因
- 特に親など周りの大人の都合による子供の夜型生活化
- 大人が夜にしていることを子供も一緒にしようとする(21時からのテレビドラマを見るなど)
- テレビ、ゲーム、パソコン、スマホを使い始める年齢の低年齢化
- 食べ物にあふれたり外で遊ばなくなったりで、肥満児が増えたことによる睡眠時無呼吸症候群による睡眠の質の低下
- 喘息やアトピー体質の子供が増え、夜に咳が出ることやかゆいことによる睡眠の質の低下
- 塾や習い事、親の帰宅時間が遅いことからの睡眠時間の短縮
- 日中の学校や部活での疲れやストレス
親が夜にテレビやパソコンやスマホをまったく使わないのは難しいので子供にだけ規制をかけるのはなんだか子供がかわいそうだし文句を言われそうですよね。親が見たいテレビを我慢するのも難しいし…
あとは最近は塾に通っている子が多く、夜のゲームを注意しても「塾で勉強した息抜きにゲームしてるんだよ」と言われると親のこっちは「長くならないようにするのよ」くらいしか言えませんよね。
最近は本当に喘息やアトピーの子が増えていて、うちの子にも一度苦しそうで眠りに入れなさそうなのに「せめて布団に入りなさい」と言うと「ママわかってないなぁー。喘息は横になると咳がひどくなるんだよ。だから苦しくて居間に起きてきたのに」と言われてしまい、同意して謝るしかありませんでした…
原因を見てわかるように、どれも一見変えるのが難しそうな生活習慣ばかりです。どうしたら睡眠薬を使わないで子供の不眠症を改善できるのでしょうか。
睡眠薬を使わないで子供の不眠症を改善する10の方法
1、夜寝た時間に関係なく朝は7時までには起床する(休みの日も)
2、朝日を15分程度浴びてサーカディアンリズムを整える
3、夜8時には部屋を間接照明などに切り替えて暗くし、寝かしつけやすくする
4、7時までに入浴させ、ぬるいお湯にゆっくりつからせるようにする
5、夜7時以降はテレビやゲーム機、スマホなどの画面を見せない
6、パンやインスタント食品や加工食品に頼らず、手作りの栄養バランスの摂れた食事を心がける
7、ごはん以外の時間帯のおやつの食べ過ぎに気をつけ、食事の時間を統一する
8、寝る2時間前までに夕飯を済ませ、それ以降は食べさせない
9、寝る前に子供の話をじっくり聞く時間を作って子供の情緒を安定させる
(自分のことを話さない子には親が自分のことを話したり絵本の読み聞かせなどがよい)
10、毎日体を動かしてたっぷり遊べる時間や環境を作る
まずはあまりお金のかからない手段であるこれらをすべて守ってみるようにしてください。そして守ったけど改善しないよという方や守るのは難しいよという方にだけ、11個目の方法があります。
睡眠薬を使わないで子供の不眠症を改善する11個目の方法
睡眠薬を使わずにうちの不眠症の上の子の不眠症が改善した体験談はこちらです。