もしも本当にテアニンを摂取することがそうした精神的な症状に対しても有効であるということなら薬に頼らずに対処をしていくこともできるのでかなり嬉しいところがありますよね。
まず結論からお話すると・・・
最初に結論をお伝えしますが、まずテアニンはうつ・イライラなどの症状に対して有効性はある成分となっています。
もちろん有効性がある成分とはいえ、薬などに含まれるような薬効のある化学薬品ではなく植物由来の天然成分から抽出されているものなので確実に治療できるというものではないです。
ただ、テアニンを摂取することで緊張状態を解消して精神的にリラックスした状態を作っていくことができるということなどがあるのでそうした効果の結果としてうつやイライラなどに対しても有効であると言えるというわけです。
テアニンがなぜうつやイライラに効くのか
それではテアニンの効果の仕組みについてもう少し踏み込んで見ていきましょう。
テアニンが副交感神経を刺激してくれる
まずテアニンには副交感神経を優位にして交感神経の暴走をおさえるという働きがあります。
そのため、テアニンが体の中に入ってくるようになるとリラックス神経とも言われる副交感神経がうまく活動して精神的に落ち着いた状態を作っていく事ができるようになっています。
脳細胞に届いたテアニンがリラックス神経である副交感神経を適度に刺激してくれるから摂取した人は状況を問わずにリラックスすることができるのです。
夜にぐっすり眠れるから睡眠でもストレスが解消できる
本来は睡眠によって身体も脳も休めることがストレス解消になってイライラやうつなどを予防することにつながっているのですが、それがうまくできないのも症状が出たり精神面のバランスが悪くなる原因になります。
テアニンにはリラックスさせる効果があると先程お伝えしていますが、それだけではなく睡眠の質を高めるという効果もかなり期待できるようになっています。
そのためテアニンを睡眠の前に飲んでおけば深い睡眠でぐっすり眠って脳を休めてることができるので、朝に起床した時などには前日の疲れやストレスなどもしっかりリセットされてスッキリした状態で起きられるようになります。
セロトニンが増えるから睡眠の質も向上する
テアニンには精神を安定させるために必要不可欠とも言われるセロトニンという脳内物質を増やす効果もあります。
不眠症になって悩んだ経験が一度でもある方ならわかると思いますが、精神が落ち着かない状況だとなぜか眠るのにもかなりの時間がかかってしまいますし、仮になんとか眠りにつくことができてもすぐに目覚めたりすることは日常茶飯事です。
眠れても起きたときに疲れが取れないからストレスやイライラした感覚もそのまま翌日に引きずってしまうことになります。
しかしテアニンでセロトニンの分泌量を増やしながらぐっすり眠れるようになれば、寝て起きたときにうつ気味な気持ちやイライラしたストレスなども解消されている可能性が高いです。
改めて結論をまとめると
テアニンはうつ・イライラを解消したいという目的であっても摂取するメリットは十分にあるといえます。
摂取した後に即効で効くかというと必ずしもそうではないですが、薬のように副作用などの危険性もありませんし、極めて安全に使っていくことができるのが大きなメリットです。
眠れているからと自分の睡眠の質が低いということに気がついていない人も多いですが、うつ・イライラは睡眠状況の悪さが関係している可能性も大なのでテアニンを使って睡眠の質から高めるようにしていくのは有効といえます。