睡眠不足が肌に良くないというのはよく知られた事実ですが単に肌荒れを起こすといったレベルではなく、慢性的な睡眠不足はニキビの原因になってしまいます。
今回は管理人が寝不足や疲れでニキビができるメカニズムについて解説していきたいと思います。
寝不足や疲れで肌荒れするメカニズム
そもそもなぜ疲れや寝不足でニキビができるなど肌荒れするのかというと、肌や粘膜の健康を保つ栄養素といえばビタミンCやビタミンBですが、ストレスを感じると出るストレス対抗ホルモンの材料もビタミンCやビタミンBだからです。
疲れや寝不足やストレスを感じるとビタミンCやビタミンBがストレスに対抗することに使われてしまって肌や粘膜の健康を保つ方には使われないために肌荒れが起こるのです。
ですのでそういった自覚がある方は通常よりも多くのビタミンCやビタミンBを摂取する必要があります。
また美肌にとって一番大切なのは栄養と睡眠の2つですが、ストレスや疲れを感じていると睡眠の質が落ちることがわかっています。これはストレスや疲れが溜まっていると交感神経が優位になる他に理由があります。
実は睡眠ホルモンの材料もビタミンCやビタミンBだからです。
疲れやストレスを感じているとビタミンCやビタミンBがストレスに対抗するホルモンを作るのに使われて睡眠の質が落ちていき、ただでさえ肌荒れが起きているところに拍車をかけてしまうのです。
寝不足により皮脂が増えニキビができるメカニズム
ストレスによって交感神経が優位になると男性ホルモンの生成が促されてしまうのですが、実は男性ホルモンには皮脂過剰を招いてさらに角質の柔軟性を失わせて毛穴の角栓の詰まりを誘発する作用があるのです。
ニキビとは「毛穴が角栓で詰まり、そこに皮脂が溜まってしまうこと」なので男性ホルモンの生成はニキビ発生を引き起こす「毛穴が角栓で詰まる」と「皮脂が溜まってしまう」こと2つともの原因になります。
なので寝不足によるニキビの改善対策を考える上ではストレスによって交感神経が刺激されて男性ホルモンが増えるという流れを断ち切ることがもっとも重要といえます。
睡眠不足が肌に大きなダメージを与えるのですが実は長時間寝れば良いというわけでもありません。なぜなら、肌の修復や再生が活発に行われるのが寝付いてからから3時間のあいだだからです。
ニキビの改善対策を考えているなら、寝る時間を増やすことよりも質の良い睡眠を目指すほうが合理的といえます。
睡眠には脳が活動している浅い眠りであるレム睡眠、脳を含めて完全に熟睡しているノンレム睡眠の2つがありますがこのうち、肌の修復や再生が行われやすいのはノンレム睡眠の時間の方です。
ですから、ニキビを改善するためには寝付いてから3時間のもっとも肌の修復や再生が活発な時間帯にどれだけ深く眠れるかがニキビ予防の根幹であるといっても過言ではありません。
肌が修復されていない場合は夜に睡眠ホルモンが作られる時間帯にビタミンCやビタミンBが足りていない
ビタミンCやビタミンBは水溶性ビタミンなので摂取して血液中に流れてから1時間で使われなかった分は体外に尿として排出されます。
つまり学校や仕事をしていて帰宅して夕飯でビタミンを摂取してもストレスや疲れがある場合はそれに対抗するホルモンを作ることに使われてしまい、さらに食事してビタミンが血液中に行った1時間後にはビタミンが不足します。
ただでさえ疲れやストレスで交感神経優位になって睡眠ホルモンが作られにくくなっているところにビタミンCやビタミンBが足りていなければ睡眠ホルモンが足りずにどんどん睡眠の質が下がっていってしまいます。
それでは疲れも取れないままで肌荒れも改善されません。しかし夕飯から寝る前の睡眠ホルモンが作られる時間帯のビタミンCやビタミンB不足を補おうと物を食べるのも、食べてから寝ると消化にエネルギーが使われて睡眠の質が落ちることがわかっているし夜に物は食べない方が美容やダイエットによいですよね。
ですのでそのような理由から朝昼晩の栄養は食事から摂った方がよいですが寝る前だけはサプリメントでの栄養補給をおすすめします。
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