睡眠不足は寿命を減らすのでしょうか。「人間の健康に最も適した睡眠時間がある」とか「長い睡眠時間をとった方が寿命が延びる」とか「寝すぎると逆に寿命が縮む」だとかいう話題はよく聞きます。
今回は管理人が睡眠時間と寿命の関係性について解説していきたいと思います。
睡眠時間と寿命の関係性
睡眠時間と寿命の関係性については日本で行われた調査の統計データがあります。それによれば1日あたりの睡眠時間が6時間半から7時間半くらいの場合が最も長生きになる確率が高くそれより長くても短くても死亡リスクが上がるとされています。
睡眠時間が6.5~7.4時間の人の死亡リスクを「基準にすると以下のような分布になっています。
4.4時間未満→死亡リスクが60%上がる
4.5~5.4時間→死亡リスクが20%上がる
5.5~6.4時間→死亡リスクが10%上がる
6.5~7.4時間
7.5~8.4時間→死亡リスクが20%上がる
8.5~9.4時間→死亡リスクが30%上がる
9.5時間以上→死亡リスクが80%上がる
(ただし20代と50代では必要な睡眠時間が違うことからこちらの統計データは年齢による睡眠時間の違いを考慮して調整した数値になっています。)
同じ研究に対するアメリカのデータでは以下の通りとなっています。
2.5~3.4時間→死亡リスクが33%上がる
3.5~4.4時間→死亡リスクが20%上がる
4.5~5.4時間→死亡リスクが10%上がる
5.5~6.4時間→死亡リスクが7%上がる
6.5~7.4時間
7.5~8.4時間→死亡リスクが13%上がる
8.5~9.4時間→死亡リスクが20%上がる
9.5時間以上→死亡リスクが40%上がる
日本とアメリカのどちらの結果を見ても数値は違うものの傾向が似ているように睡眠時間と寿命には関係性があり睡眠不足で死亡リスクが増えることがわかっています。
また日本やアメリカ以外の他の国の調査でも睡眠時間が短いと死亡リスクが高いことがわかっています。
一方7時間半以上の睡眠の人が死亡リスクが高めるという点については、体力がない人や虚弱体質な方など病気がちな人は長く眠る傾向があるため、その要素が結果に反映されているのではという指摘があります。
いずれにしても、睡眠時間は寿命に関係があることは確かで睡眠不足が死亡リスクを上げるのも確かです。
自分の適正な睡眠時間を計測するのは難しいため「自分にとって本当に最適かどうかは分からないけれど6.5~7.4時間睡眠にしておくのが確率的には適正な睡眠時間である確率が高いという結果になりました。
しかし睡眠は時間より質が大切です。おすすめの休息サプリメントはこちらです。