高齢者の昼寝は認知症やボケに繋がる?正しい昼寝の知識

昔は「昼寝したらボケる」「昼寝すると夜寝れなくなる」とよく言ったものですが、最近ではそれは長時間の昼寝であって、30分以下の昼寝の健康効果についての研究が進んできています。
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今回は管理人が高齢者昼寝認知症やボケに繋がるのか解説していきたいと思います。

年をとると睡眠が変わってくる

年をとるとどうあがいても脳の機能は衰えて来るため、覚醒させる力も眠らせる力も弱まって来ます。

そのため起きていても眠いし眠っていても寝つきが悪かったり眠りが浅かったりして夜中にすぐに目が覚めたり早朝覚醒するなどといった具合で、なんとも具合の悪いメリハリのない状態になってゆくのです。

睡眠に悩みを持つ高齢者や不眠症を訴える高齢者も増えています。高齢者ではないですが管理人の50代の母も更年期性の不眠に陥っていてやはり年をとると睡眠に関する悩みを持つ方は多いように思います。

少し前までは「昼寝すると夜に寝れなくなる」という考え方が主流だったため昼寝はよくないとされていましたが、近年の研究では高齢者の「短い」昼寝は健康のためにはむしろ奨励すべきことがわかって来ているのです。

高齢者の昼寝の健康効果

65歳以上の高齢者に30分間の昼寝を摂ってもらうと午前中の疲れが取れて午後からの体調が改善し、覚醒度が上昇してボケ防止につながることがわかっています。しかし昼寝が長時間になると認知症のリスクが上がることがわかっています。

また昼寝の最中には血圧が低下しますので中年の方や高齢者が昼寝をすれば,高血圧や脳疾患や心疾患の予防に役立つという研究結果もあり健康効果も期待できます

しかし目覚めた時に急激に活動すると脳梗塞や心筋梗塞が発生する可能性があることも指摘されていますので、昼寝から起きたらまずは立ち上がらずに座ったまま暖かいお茶でも飲んで身体を暖めて起こしてからゆっくりと活動しましょう。

高齢者の昼寝の習慣とボケとの関係の研究によると「昼寝の習慣のない高齢者」と比べて「30分までの昼寝を習慣的にとっている高齢者」ではアルツハイマー型認知症発生の危険率は5分の1まで低下することが報告されています。

「昼寝の習慣のない高齢者」と比較して「1時間以上の昼寝を習慣的にとっている高齢者」ではアルツハイマー型認知症発生の危険率危険率は2倍以上に増加するとも言われています。

また高齢者の昼寝の習慣と死亡危険率との関係の研究によると、1日1時間昼寝をすると死亡の危険性が3倍、1日2時間以上の昼寝をとっている場合では14倍になることからやはり昼寝は30分までがよいようです。

しかしもともと寝つきの悪い高齢者の方はいくら昼寝に健康効果があるといっても夜の寝つきが心配でなかなか昼寝に踏み切れないですよね。

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